聴覚で創造力を促す新体験「HASSO SOUND」
株式会社博報堂のプロジェクトチーム「Humanity Lab」が、聴覚を通じて発想やアイデアを引き出すサウンド「HASSO SOUND」の提供を始めました。この取り組みは、東京大学の鳴海拓志准教授との共同研究によって実現しました。
「Humanity Lab」は、前身の「Human X」から進化を遂げ、五感にとらわれず、さまざまな感覚を探求するプロジェクトです。彼らの信念は、「感覚が、生活者発想を進化させる」に基づき、日常のクリエイティブな活動を活性化させるための研究を進めています。
「HASSO SOUND」の特徴
「HASSO SOUND」は、科学的かつ感性的な手法を用いて開発されています。このサウンドは、あらゆるクリエイティブなプロセスに役立ちます。アイデアを練るときや勉強をしているときに、「HASSO SOUND」を活用することで、インスピレーションや集中力を向上させることが期待されています。
具体的には、三つの楽曲が用意されています。
1.
Unleash Thinking – 発散 SOUND
発想を広げることに特化した楽曲です。リスナーの創造的思考を助ける役割を果たします。
2.
Focus Thinking – 集中 SOUND
自分の目標に集中するためのサウンドです。心のクリアさを促進し、作業に没頭できる環境を整えます。
3.
Hasso Life – 発散 & 集中 SOUND
二つの状態の切り替えを感じられる楽曲で、創作と集中を行き来しやすくします。
楽曲は全てSpotifyで公開されており、特定のリンクから聴取可能です。
科学的データによる効果の確認
HASSO SOUNDのリリースに先駆け、事前に実施した検証実験から、サウンドを聴いた際の発想力や集中力が向上したとの結果が得られました。参加者は、「発散SOUND」を聴くことで発想が広がる感覚を報告し、「集中SOUND」では数字に対する集中が向上したと述べています。このようなフィードバックは、実際にサウンドが与える影響を裏付けています。
特に、筆記音を取り入れることで、書く行為を連想しやすくする工夫がされており、視覚や聴覚が複合的に働く新たな体験を提供しています。このような聴覚体験は、社内ミーティングやクリエイティブな作業の場面で非常に役立つでしょう。
今後の展望
博報堂は今後も、この「HASSO SOUND」をはじめとしたさまざまな研究を進め、クリエイティブな活動をサポートする商品やサービスの開発に取り組む姿勢を貫いていく予定です。「Humanity Lab」は、感覚を駆使した新しいライフスタイルや体験の創出に挑戦し続けます。
興味のある方は、ぜひ「HASSO SOUND」を聴いて、その効果を実感してみてください。