新電元工業が誇る静音200VAインバータ、通信インフラの未来を支える

静音型200VAインバータで情報通信インフラの新たな境地を

新電元工業株式会社が、2025年10月より販売を開始する「直流48V入力型200VA交流電源装置」（型：INV200VA〈0〉）に注目が集まっています。この製品は、特にルータやサーバーといった、信頼性が求められるデータ通信機器に向けた高品質な正弦波交流を供給します。

効率的な設計でエネルギーの最大利用を実現

クラウドやAI、さらにIoTの普及に伴って、情報通信のインフラ整備は急務となっています。これにより求められるのが、高効率かつ省スペースな電源装置です。新電元工業は、これまでもエネルギー効率化に貢献してきましたが、今回の製品はさらに一歩進んだ設計がなされています。従来の製品と比較しても、電力変換効率が約10%向上し、出力容量も60%増加しています。

特に、発熱を抑える設計によりファンレスの静音性も追求されており、これにより塵埃による故障リスクも低減しました。無駄なくエネルギーを使えるこの新製品は、情報通信インフラ全体の効率化にも寄与することでしょう。

簡単な設置でスムーズな導入

製品の設計は非常にユーザー目線に立っており、コネクタ接続を採用しているため、配線作業が容易です。前面と背面それぞれに出力用コネクタを配置することで、負荷機器への接続がスピーディに行えます。また、高さはわずか40.8mmとコンパクトで、19インチラックへの搭載や壁付けも可能。これにより、幅広いシーンでの設置が可能になります。

安全性の確保と運用効率

このインバータには、外部信号端子台が装備されており、故障信号を外部へ転送することができます。装置の運転状態を遠隔で監視することができ、迅速な対応を可能にします。加えて、LED表示によって運転状態を視覚的に確認でき、異常があった際にも即座に対応できる設計がなされています。

製品の基本仕様

- 型式: INV200VA〈0〉
- 冷却方式: 自然風冷（ファンレス）
- 直流入力電圧: -33 ～ -60 V
- 交流出力:

- 定格容量: 200VA（200W）
- 定格電圧: 単相2線 100V
- 定格周波数: 50／60 Hz

- 電力変換効率: 90%以上（定格運転時）
- 外形寸法: W185 × D280 × H40.8 mm

発売スケジュールと会社概要

この新しいインバータは、2025年10月からの受注が開始されます。新電元工業株式会社は1949年に設立され、以来パワーエレクトロニクスメーカーとしての地位を確立してきました。テレビや照明などに使用されるパワー半導体や車載電装品など、多岐にわたる製品を手掛けています。通信インフラにおけるニーズに応えるため、最新の技術で進化を続けています。

新電元工業の製品は、これからの情報通信インフラを支える重要な存在となるでしょう。変化する市場に対応したこの高性能インバータは、業界のスタンダードとなることが期待されています。