女優の伊藤歩が、新作映画『おーるーブルー』に出演することが決まりました。本作は、沖縄・久米島を舞台に、デジタルデトックスをテーマにした感動のロードムービーです。伊藤が演じるのは、ガレッジセールのゴリ扮する主人公の元妻・凪(なぎ)で、重要な役どころを担っています。
映画は、父親の耕平とその息子、蓮次郎が中心のストーリー。中年の耕平はことごとく仕事に追われ、精神的に疲れ切り、息子もSNSの運営に手を弾き、家族の絆はすっかり薄れてしまっています。しかし、おじいさんの危篤の知らせを受け、耕平は生まれ故郷の久米島へ帰る決意を固めます。久しぶりに訪れた故郷で、息子との感情のずれを何とかしようとするが、仕事の電話の合間に過ごす有様は、父子の間にさらなる溝を作っていく。しかし、久米島の美しい自然の中で、息子のスマホを奪って海に投げ捨ててしまいます。
島の大自然の中で、デジタル機器から解放された父子は、互いと向き合い、人間らしさと自然本来の魅力を再発見し始めます。周囲では、観光客に向けた津波警報が鳴り響き、それがこの父子の新たな試練となっていきます。デジタルデトックスを通じて、彼らはかつての家族の絆を取り戻し、心の豊かさを取り戻す旅が始まります。
監督は北口ユースケ氏が務めており、クランクインは10月に予定されています。現在、映画製作のためのクラウドファンディングも行われており、2025年7月31日まで参加可能です。伊藤は「沖縄、大好きな場所に呼ばれて本当に嬉しい。久米島の魅力を皆さんに伝えたい」と語り、撮影への期待が高まります。
伊藤歩は、1993年に大林宣彦監督の『水の旅人侍KIDS』でデビュー以降、数々の名作に出演し、特に岩井俊二監督の『スワロウテイル』での活躍が際立ちます。最近では、HBOのドラマ『Tokyo Vice』に参加し、国際的な舞台でも注目を浴びています。今回の『おーるーブルー』も彼女の新たな挑戦として、多くのファンに期待されています。
映画『おーるーブルー』は、家族の再生を描く感動作になること間違いありません。沖縄の優しい自然が、彼らの心を癒し、再生のきっかけとなる様子を楽しみにしておきたいですね。これからの公式情報に注目してみてください!