2025年大学生海外旅行調査:クレジットカードと現金利用の実態
『学生向けクレジットカード.com』が発表した2025年の調査結果によると、大学生の海外旅行における支払い方法や両替の傾向が浮き彫りになりました。調査対象は大学や専門学校に通う32歳までの現役学生で、100件の有効な回答が得られました。
調査結果のハイライト
大学生が訪れた国・地域のトップ3
調査の結果、大学在学中に行った国・地域のベスト3は次のようになりました。
1. 韓国
2. 台湾
3. アメリカ本土
韓国と台湾は日本からのアクセスが良く、時差もほとんどないため、初めての海外旅行先として人気があります。実データからも、2025年2月の日本人出国者数ランキングで、韓国と台湾が上位に位置していることが確認されています。
渡航回数の実態
調査によると、大学在学中に海外旅行をした回数は「1回〜3回」の学生が全体の約72%を占めています。一方で、5回以上の渡航経験を持つ学生も19%存在し、海外旅行の活用度が分かれる結果となりました。
海外旅行費用の傾向
海外旅行にかかる費用については、最も多いのが「5万円〜20万円」で54%の学生がこの金額に該当しました。アメリカ本土やフランス、イギリスなどの遠方先の旅行が含まれているため、高額層(51万円以上)にも若干の割合がありました。
クレジットカードの利用状況
大学生の海外旅行時にクレジットカードを持参したのは約78%。成年年齢引き下げにより、18歳以上の学生にもクレジットカードを持つことが容易になった結果が表れた形です。実際の利用では、約80%の学生がクレジットカードを持っていながら、支払い方法として最も選ばれたのは「現金(現地通貨)」で61%と意外な結果が得られました。
支払い手段の使い分け
現金はこまごまとした支払いに便利ですが、盗難・紛失時には補償がない点がデメリットです。一方、クレジットカードは盗難保険が付帯されており、万が一の利用停止手続きも全日対応しています。これは非常に安心感があります。
両替方法の実情
調査では半数の学生が現地通貨に事前両替を行っていることがわかりました。具体的には、29%が外貨両替専門店、20%が銀行で両替しているとのことです。
海外旅行傷害保険の付帯について
クレジットカードに付帯される海外旅行傷害保険を知っている学生は70%。この保険は旅行中のケガや病気に対して高額な治療費を補償してくれるため、学生にはぜひ押さえておいてほしいポイントです。
まとめ
今回の調査から、大学生の海外旅行におけるクレジットカードと現金の使用状況、両替の傾向について多くの示唆が得られました。安全で賢い旅行を実現するためには、事前の準備と理解が不可欠です。今後も学生の視点を重視した情報提供を続けていきます。詳細は公式サイトで確認してください。