革命的な鍵管理を実現する顔認証システム「FACEma」レンタル開始

鍵管理を革新するサービス「FACEma管理BOX」

建設業界において効率的な鍵の管理は長年の課題でした。株式会社キッズウェイと株式会社大林組が共同で開発した、「顔認証システムFACEma®管理BOXシリーズ鍵管理BOXモデル」が、2025年2月12日から一般にレンタル提供されることとなりました。この新しいサービスは、鍵の管理業務を大幅に効率化し、これまでの手間とコストを削減することが期待されています。

開発の背景

建設現場では、日々多くの鍵が使用されています。しかし、従来の鍵管理方法では、元請けの社員が鍵を握り、作業員からのリクエストに基づき予約確認や貸し出し、返却の手続きを行う必要があります。このノンコア業務は膨大な時間を要し、結果として安全管理や施工管理に充てるべきリソースが不足する一因となっていました。特に人手不足が顕著な昨今、こうした課題解決が急務でした。

2024年12月、キッズウェイは大林組と協力し、顔認証技術を利用した鍵管理の効率化に取り組み、「鍵管理BOX」を開発しました。開発は現場での実証実験を経て進化を遂げ、業務の省力化や安全性の向上が図られています。

具体的なサービス概要

この顔認証システム「FACEma管理BOX」は、専用の認証端末と80本の鍵を収納可能なキーBOXが連携したサービスです。ユーザーはあらかじめ登録した顔を認証端末にかざすことで、簡単にキーBOXの扉を開くことができます。さらに、持ち出した鍵の履歴は自動で記録され、これまで手書きで行っていた管理業務がデジタル化されます。

特徴的な点

- 遠隔管理: 管理者はどこからでも鍵の貸出状況を確認でき、現場での紛失や盗難にも迅速に対応可能です。
- 環境への配慮: 鍵の貸出履歴が把握できるため、重機のコスト見直しやCO2排出量の把握にも寄与します。

利用の流れ

1. 作業者が自らの顔を登録します。
2. 管理者が各作業者に対して開扉権を付与します。
3. 作業者は顔認証を行い、必要な鍵を取得します。
4. 鍵を返却する際も、顔認証を行い、履歴が自動保存されます。

キッズウェイのビジョン

キッズウェイは、IoTレンタル事業を通じて現場の働き方改革を進め、建設業界の生産性向上に寄与する企業です。「常に子供のように無限の可能性を秘めた会社でありたい」との思いから名付けられたこの社名の通り、彼らは未来を見据えた革新的なサービスの提供を行っています。

会社概要

商号：株式会社キッズウェイ
代表者：経営執行役社長高橋孝司
所在地：愛知県瀬戸市山の田町155番地
事業内容：IoTレンタル事業、集合住宅向けインターネットサービス事業
設立日：2000年12月27日
URL：https://www.kids-way.ne.jp/index.html

この新たな鍵管理システムが、建設業界の効率化と安全性向上に劇的な影響を与えることを期待しています。