「ネクスト・コンタクトセンター・サミット2025 春」について
2025年2月13日(木)と14日(金)、オンラインで行われる「ネクスト・コンタクトセンター・サミット2025 春」が、業界関係者の注目を集めています。このイベントは株式会社リックテレコムが主催し、カスタマーエクスペリエンス(CX)の向上に貢献するために最新のAI技術や運用方法が議論されます。このサミットには、アルティウスリンク株式会社が登壇し、特に音声認識を活用したコンタクトセンターでの実績を発表する予定です。
コンテキストセンターの現状
最近のコンタクトセンター業界では、生成AI技術が急速に浸透しつつあります。しかし、多くの運用事例はまだPoC(概念実証)の段階にあり、AIを効果的に活用できている企業は限られています。特に「VOC(顧客の声)の要約」にとどまっている事例が多く、実用的な運用法を模索する必要があります。このような背景を踏まえて、本イベントのテーマは「コンタクトセンターがもたらすイノベーションを予測する!〜AIでできること/できないこと展望2025年版〜」に設定されました。
アルティウスリンクの登壇
アルティウスリンクは、KDDIが運営する「KDDIお客さまセンター」において、音声認識ソリューションを利用した自動応対品質評価の成功事例を紹介します。このセンターでは、月間約200万件の問い合わせが寄せられていますが、「人」による応対評価はわずか5%に過ぎませんでした。そこで、アルティウスリンクは、オペレーターの音声をテキスト化し、全ての対応を自動的に評価する新しい運用モデルを構築しました。
このプロセスにより、オペレーターの応対品質を定量的に把握する仕組みを実現。年間で約24,000時間の工数を削減し、オペレーターの教育にかけられる時間を増加させることで、全体的なサービス品質の向上を目指します。今回のサミットでの講演は、こうした取り組みの具体的な内容や成果を共有する貴重な機会です。
サミットの詳細
イベントは2日間にわたって開催され、参加者は事前登録を通じてオンラインで受講することができます。定員は各日500名までで、参加は無料です。興味がある方は、公式サイトからの事前登録をお忘れなく。
また、アルティウスリンクの発表は2月14日のセッション枠【D2-2】の15:50から16:10の間に行われます。著名な専門家による議論を通じて、カスタマーエクスペリエンスの新たな方向性が示されることでしょう。
未来のコンタクトセンター
このイベントで集まった知見は、コンタクトセンター業界のみならず、BPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)全体にとっても重要な示唆を提供します。アルティウスリンクは、デジタル技術を駆使した「デジタルBPO」を展開し、顧客とのコミュニケーション体験を向上させる努力を続けています。今後のトレンドや成功事例に関心がある方には、ぜひ参加をお勧めします。
このサミットは業界の変革を考える上で重要なイベントとなること間違いありません。最新の技術を活用し、共に未来のコンタクトセンターを築いていきましょう。