讃岐うどんの未来を切り拓く「おいでまい!さぬきプロジェクト」始動
讃岐うどんの本場、香川県に本社を構える「はなまるうどん」が、その創業25周年を記念して新たにスタートしたプロジェクトが「おいでまい!さぬきプロジェクト」です。このプロジェクトは、讃岐うどんの文化を守りつつ革新を図るもので、地域の特産品を活用しながら、全国のうどんファンに新しい体験を提供しようという意気込みが込められています。
香川県産小麦「さぬきの夢」とは?
このプロジェクトの一環として、2025年1月から香川県内の「はなまるうどん」全14店舗で、香川県産小麦粉『さぬきの夢』を使用したうどんの提供が始まります。「さぬきの夢」は、讃岐うどんのために開発されたオリジナルの小麦品種です。この小麦を使うことで、従来の讃岐うどんにさらなるコシとモチモチ感が加わり、香り豊かで美味しいうどんを楽しむことができます。
「さぬきの夢」の開発初期には、グルテン量が足りずに麺が切れやすくなるという課題がありましたが、数々の試食を重ねることで選抜されたこの小麦によるうどんは、独自の弾力を持ち、噛むほどにその旨味を感じることができます。
地域への貢献と新しい味の追求
「おいでまい!さぬきプロジェクト」では、讃岐うどんの伝統を守りながらも、より地元の素材を活かした新商品の開発にも取り組んでいきます。県産品を使用した商品の販売や、店舗のリニューアルが予定されており、更なる讃岐うどんの魅力を引き出す試みに期待が寄せられています。
プロジェクト名の「おいでまい」という言葉は、讃岐の方言で「いらっしゃい」という意味。これは、全国の皆様に讃岐うどんをもっと楽しんでもらいたい、香川県に来てほしいという想いを表しています。
うどんの楽しみ方
「はなまるうどん」では、通常のかけうどんや温玉ぶっかけなど、全てのメニューで「さぬきの夢」を使ったうどんが展開される予定です。祈りの込められた地域産の素材を使用したうどんは、その味と香りに感動を与えることでしょう。地元の人々と共に歩み続けるはなまるうどんが提供する新しい讃岐うどんを、ぜひ一度味わってみてください。
今後も「はなまるうどん」は、「みんなに、おいしい驚きを。」という理念を基に、更なる美味しさと驚きを追求し続けることでしょう。新たな挑戦を通して、讃岐うどんの魅力を全国に届けていくこのプロジェクトから目が離せません。