i-PROが映像セキュリティ業界初のISO/IEC 42001を取得!責任あるAI活用の新たな基準
i-PRO、映像セキュリティ業界初のISO/IEC 42001認証取得
映像セキュリティ業界は、革新的な技術の発展とともに新たな挑戦に直面しています。その中で、i-PRO株式会社が2025年5月2日に、国際標準化機構(ISO)と国際電気標準会議(IEC)によって認定されたISO/IEC 42001の認証を取得したことは、業界における画期的な出来事となりました。この認証は、AI技術を取り扱う組織に向けての初の国際規格であり、倫理性、透明性、安全性、説明責任を重視したAIマネジメントシステムの運用を要求しています。
ISO/IEC 42001とは?
ISO/IEC 42001は、AI技術を活用する企業がその技術を安全かつ効果的に運用するための管理体制を確立することを目指しています。具体的には、AIシステムのライフサイクル全体を通じてリスク評価や内部統制、倫理方針の制定、人材の教育、外部との情報共有といった包括的な管理が求められます。特に、欧州AI法(EU AI Act)など世界各国でのAI規制が厳格化する中、ISO/IEC 42001認証は企業が国際的な信頼性を確保し、社会的責任を果たすための重要な指標となります。
i-PROの取り組み
i-PROは、長年にわたるAIの研究開発において最前線を走り、最先端のAI技術を駆使したカメラハードウェアを市場に提供してきました。今回のISO/IEC 42001認証の取得により、i-PROは技術の完全性や安全性、透明性に対するユーザーからの信頼をさらに強化すると同時に、AIの倫理的かつ責任ある活用に努める姿勢を業界に示すことができると考えています。
代表取締役社長兼CEOの中尾真人氏は、「ISO/IEC 42001認証取得に向けた厳格なプロセスを経たことは、責任あるAIイノベーションへのi-PROの取り組みを示すものです。私たちの技術が、倫理的かつ透明性を持って開発され、社会に貢献することを保証するのは企業の責任だと考えています」とコメントしています。
認証プロセス
今回の認証取得は、BSI(英国規格協会)による独立の監査を経て実現しました。i-PROは、BSIグループジャパンのクライアントとして初めてこの認証を取得した企業であり、その意義は大きいと言えるでしょう。BSIのプレスリリースにおいても、この達成が注目されています。
まとめ
i-PROのISO/IEC 42001認証取得は、映像セキュリティ業界におけるAI技術の活用に対する新たな基準を示し、責任ある技術の発展に向けた大きな一歩となります。今後のi-PROの活動が、他の企業にとっても良い手本となることを期待しています。