デジタルハーツとチェコゲーム企業の意見交換
株式会社デジタルハーツ(新宿区)は、駐日チェコ共和国大使館およびチェコ商工会議所のビジネスミッションを受け、チェコのゲーム関連企業5社との意見交換を行いました。このミッションは、アジア市場への事業展開を狙い、参加企業同士の協力関係を築くことを目的としています。
デジタルハーツは、創業以来「SAVE the DIGITAL WORLD」を企業ミッションに掲げ、ゲームに特化した様々なサービスを展開しています。特に、ゲームの不具合検出を行うデバッグサービスが主力であり、最近では独自のAI翻訳エンジンを利用した「ella translation service」を通じて多言語翻訳サービスを提供しています。このサービスは、国内外の企業がグローバル展開するための支援を行っています。
チェコ共和国は、最近自国のゲーム産業の発展に注力しています。具体的には、東京ゲームショウにパビリオンを出展し、2025年の日本国際博覧会でもチェコパビリオンを設けるなど、日本市場での存在感を高めようとしています。この背景には、チェコの豊かな文化とゲーム開発の能力があると言えるでしょう。
今回訪問した企業は、デジタルハーツの「ella translation service」のユニークな特性について多くの関心を寄せました。特に、AI技術を活用してゲームのキャラクターの感情や特性を忠実に反映しながら、高品質で迅速な翻訳を実現できる点が評価されています。この意見交換は活発に進み、終了後には複数の商談も進行中とのことです。
デジタルハーツは、今後も海外企業が日本市場に進出する際のサポートを強化し、逆に日本企業が海外展開する際にも質の高い支援を提供し続けます。バリューチェーン全体にわたるワンストップサービスを通じて、ゲーム・エンターテインメント業界の発展に貢献できるよう努めています。
このビジネスミッションが、デジタルハーツにとってさらなる成長の契機となることが期待されており、今後の進展に注目が集まります。
意見交換会には、駐日チェコ共和国大使館からも代表者が参加し、デジタルハーツの代表取締役社長、筑紫敏矢さんと共に将来的な協力の可能性を探りました。チェコのゲーム企業が持つ独特な視点や技術が、日本市場でどのように活かされるのか、これからの展開が楽しみです。