パンチ工業、2026年3月期の決算を発表
パンチ工業株式会社は、2026年度の決算を発表しました。今期において、業績は国内受注が伸び悩む中でも、海外事業が特に中国で好調を維持し、売上及び利益の増加を達成しました。
業績の概要
2026年3月期の連結売上高は421億円となり、前年度比で3.1%の増加となりました。日本国内では、景気の停滞が影響し、通年では減収となりましたが、特に第4四半期には前年同期比での増収が見られ、回復の兆しが見えてきました。対照的に、中国市場が売上の大部分を占め、249億円(前期比6.5%増)を記録し、他のアジア地域や欧州でも前期比での増収が見受けられました。
地域別に見ると、国内は110億円(前期比5.1%減)、中国249億円、東南アジア20億円(前期比4.6%増)、欧米43億円(前期比6.9%増)という結果でした。
利益の動向
営業利益は20億31百万円(前期比20.5%増)、経常利益22億1百万円(前期比36.4%増)と、利益面でも都合良く進捗しました。しかし、当期純利益はグループ企業でののれんの減損処理が影響し前期比で減少しました。それでも、売上増に伴う運搬費の増加や日本国内での営業活動に必要な経費が影響する中でも、中国での原価率改善がこれらの影響を緩和しました。
配当方針の継続
パンチ工業は、安定した配当を維持することを目指し、2023年から「連結配当性向30%以上、株主資本配当率(DOE)3%以上」という方針を掲げています。次年度の2027年3月期には、前年度比で0円35銭の増配を見込み、1株あたり年間20円00銭の配当を予定しています。
アナリスト向け説明会の実施
2026年5月26日には初のハイブリッド形式でアナリスト向けの説明会を開催しました。この場では、決算の概要と中期経営計画「 VC28」について詳しい説明が行われ、多くの参加者からの質問も寄せられました。国内営業体制の再整備や原材料価格の上昇リスクに関する質問が特に多く、これまでの営業では想定以上の受注回復がみられるとのことです。
会社の概要
パンチ工業は、1975年に設立され、精密金型部品やファクトリーオートメーション機器などの製造・販売を行ってきました。特に、自動車やスマートフォンの生産を支える金型部品では、世界的に高いシェアを誇ります。そのほか、自動化推進に向けた技術開発にも力を入れ、業界での地位を確立しています。
このように、パンチ工業は今後も高い技術力を背景に、継続的な成長と発展を目指していきます。