『かたき同志』が帰る
2025-02-10 12:43:47

2025年秋、新歌舞伎座で上演される傑作芝居『かたき同志』の魅力とは

傑作芝居『かたき同志』2025年、再演決定!



2025年の秋、演出家石井ふく子と脚本家橋田壽賀子のコンビによる名作芝居『かたき同志』が、新たに藤山直美と高島礼子の競演で舞台に戻ってきます。初演から何度も再演を重ねてきたこの作品は、1985年に登場以来、観客の心を掴んできました。

色とりどりの物語が展開されるこの作品は、江戸下町の飲み屋の女将・かめと、呉服問屋の女主人・お鶴の二人の肝っ玉母さんの激しいやり取りを描いています。

ストーリーの背景



物語は川を挟んだ二つの町に住む女たちを中心に展開します。女将のかめ(藤山直美)は、一人息子・清太郎の医者になる夢を支えてきましたが、息子はある日、飲み屋を継ぐと言い出します。一方、呉服問屋の女主人・お鶴(高島礼子)は、娘・お袖に旗本の三男との縁談を望んでいます。しかし、娘のお袖は清太郎に恋をしていることを知り、事態は複雑に絡み合います。

互いの育ちや立場の違いから対立する二人の母親が、子どもたちの結婚を巡って正面からぶつかり合う姿は、まさに笑いと涙満載のドラマです。母親たちの葛藤と共感は、観客の心に深く響くことでしょう。

期待される演技



藤山直美は前回の公演に引き続きかめ役を演じ、そして今回は高島礼子が新たにお鶴役に挑戦します。これまでに無かった新しい化学反応が生まれること必至で、二人の演技がどのように交差するのか、楽しみでなりません。特に高島は、「この機会に自分の中の何かを引き出し、観客の皆さんに笑って楽しんでいただけるよう頑張ります」と語っています。

演出家の想い



演出を手掛ける石井ふく子は、「この作品が一番のお気に入りです」と話すほど、情熱を注いでいます。親子の絆や痛みを描き出し、多くの観客にとって心に残る作品となることを目指しているのです。

与えられた役に真剣に取り組みながらも、観客が笑い、楽しむことが出来る舞台を作り上げていく姿勢は、彼女の演出に対する信念を感じさせます。

公演情報



公演名: 石井ふく子 白寿記念公演『かたき同志』
公演期間: 2025年8月30日(土)~9月21日(日)
場所: 新歌舞伎座
チケット料金: 1階席 13,000円、2階席 7,000円、3階席 3,500円、特別席 14,000円
一般発売日: 2025年6月23日(月)10:00~
お問い合わせ: 新歌舞伎座テレホン予約センター 06-7730-2222

この傑作芝居『かたき同志』は、2025年の秋、ぜひ多くの方に観ていただきたい作品です。ユーモアと感動が詰まった舞台で、新たな母親の姿を確認できることでしょう。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

関連リンク

サードペディア百科事典: かたき同志 藤山直美 高島礼子

トピックス(イベント)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。