JAL、国際線ワインリニューアルを発表
2025年12月1日、日本航空(JAL)は国際線プレミアムエコノミーおよびエコノミークラスで提供するオリジナルワインを完全にリニューアルすると発表しました。新たに採用された軽量ガラスボトルは、従来のペットボトルからの移行を象徴するもので、環境への配慮と共に、ワイン本来の味覚を最大限に引き出す工夫が凝らされています。
環境配慮と品質向上の両立
リニューアルの一環として、JALではリサイクル可能で遮光性・気密性に優れた軽量ガラスボトル(ライトウェイトボトル)を採用します。このボトルは、通常のワインボトルと比べて約半分の重量で、輸送時のエネルギー消費やCO2排出量の削減にも寄与することが期待されています。
さらに、客室乗務員がワインを直接お客様のコップに注いでサービスすることで、搭乗中の特別な体験を提供します。機内でのワイン味わいを一層高めるために、味覚の変化にも考慮されています。
厳選されたオリジナルワイン
新しいワインは、JALのワインアドバイザーである大越基裕氏がスペイン産の4種類のブドウを厳選し、それぞれの特徴を活かすように設計されています。ワインの名称は「+81」。これは日本の国番号で、世界と日本を繋ぐ特別な意義が込められています。高い品質とお客様への配慮が、JALのワインを一層特別なものにしています。
白ワインの特徴
新たに登場する白ワインは、アイレン、シャルドネ、ヴェルデホ、ソーヴィニョン・ブランがブレンドされています。上空でもフルーティーな香りを楽しむことができ、フィニッシュにはフレッシュな酸味と滑らかな口あたりが感じられる辛口に仕上げられています。カリンやレモンの香りが広がり、心地良いリフレッシングな余韻が楽しめる一品です。
赤ワインの魅力
赤ワインには、果実味豊かなグルナッシュ、メルロ、シラー、モスカテルが使用されており、芳醇で奥深い味わいに仕上げられています。熟したレッドチェリーやバラの花のアロマを感じられ、ピンクペッパーに似たスパイシーな余韻が特徴です。これにより、ワインの風味がより一層引き立てられ、機内食との相性も抜群です。
提供期間と対象路線
この新しいワインの提供は、2025年12月1日から始まり、日本発の北米、ハワイ、ヨーロッパ、オーストラリア、東南アジア各路線で順次提供されます。ただし、東アジア路線では羽田・成田=香港線のみとなります。
大越基裕氏のプロフィール
大越氏は国際ソムリエ協会の認定ソムリエであり、ワインの専門家として広く知られています。彼の経験と知識が、JALの新しいオリジナルワインの開発に大きく寄与しています。日本の伝統的な酒類だけでなく、世界各国のワインについても精通している彼の提案は、今後も期待されます。
未来の空の旅を進化させるJAL
このリニューアルにより、JALはより良い空の旅を提供することを目指しています。商品品質の向上のみならず、環境への配慮を徹底し、持続可能な航空サービスの実現に向けて努力しています。お客様には、特別なワインを楽しんでいただき、機内でのひとときを一層特別なものにするための取り組みが続けられています。