2025年版EC利用実態調査レポートから見える消費者行動は？

2025年版EC利用実態調査レポートから見える消費者行動

EC市場は日々進化しています。特に、オンラインショッピングは現代生活において欠かせない存在となり、そのトレンドは急速に変化しています。株式会社クロス・プロップワークスが遂にリリースした『EC利用実態調査（2025年4月）』は、全国の20歳から69歳の男女3,341名を対象にした調査結果をまとめています。このレポートでは、消費者のECモール利用状況や、購入に至るまでのプロセスについて様々な角度から分析しています。

ECモールの選定基準とは

調査結果によると、ECモールを選ぶ際に消費者が最も重視するのは「お得さ」と「利便性」です。具体的には、「品ぞろえが良い」と回答した人が60.4%、「送料無料」が52.6%、「価格の安さ」が52.3%と高い割合を誇りました。また、特に20〜40代では「タイムセール」や「セールイベントの多さ」といった要素が評価されており、若年層はお得情報に敏感であることが伺えます。

リピート購入の実態

調査では、約7割の消費者が同じECモールでのリピート購入を経験していることが明らかになりました。主なリピート購入のカテゴリーには、日用品（40.3%）、美容・コスメ（21.3%）、アルコール・飲料（17.4%）といった消耗品が含まれています。これらの結果からは、消費者が抱えるニーズや購買行動についての重要なインサイトを得られるでしょう。

商品レビューの影響

さらに、消費者は商品レビューを重視する傾向にあります。「非常に参考にしている」または「ある程度参考にしている」と回答した割合は76.8%にも達しました。特に20〜30代の若年層の場合、その感度が高く、「非常に参考にしている」と答えた割合が目立っています。このことは、商品選択の際にレビューの影響が強いことを示しています。