東京・丸の内に位置する三菱一号館美術館では、現在「ルノワール×セザンヌ―モダンを拓いた2人の巨匠」展が開催されています。この展覧会は、フランスの著名な美術館、オランジュリー美術館とオルセー美術館とのコラボレーションによって実現された、両巨匠に焦点を当てる初の試み。ルノワールとセザンヌという、印象派とポスト印象派を代表する作品が並び、来場者の心を捉えています。
この展覧会は大変ご好評で、8月に入ると、開催58日目にはなんと来場者数が10万人を突破しました。この記念すべき瞬間には、10万人目のお客様に三菱一号館美術館の館長である池田祐子から、特別な記念品が贈呈されるというサプライズもありました。
さらに、8月の毎週土曜日には特別に夜間開館が実施され、20時まで美術館がオープンします。日中の暑さを避け、仕事帰りでもゆっくりと芸術を楽しむことができるのは、この夏の嬉しい特典です。また、9月7日までの間、夜間開館が拡大され、金曜日と土曜日、さらには特定の平日も含め、10時から20時まで開館します。最終入場は19時30分。真夏の暑さを心配せずに、涼しい展示室でのアート体験をお楽しみください。
美術館の展示室内は、作品を保護するための理想的な温湿度が保たれており、年間を通じて20℃前後、湿度50%前後に設定されています。これにより、真夏でも快適に過ごせるのです。訪れる際は、エアコンが効いていて涼しいことを考慮して、羽織るものを持参することをお勧めします。
展示作品には、ルノワールの名作《ピアノの前の少女たち》やセザンヌの《画家の息子の肖像》を含む約50点が揃い、ただ見るだけでなく、彼らの交流や影響を感じながらモダンアートの原点を探究する機会が得られます。両巨匠の作品は、時代を超えたインスピレーションと美の探求を伝えており、特にピカソの影響を受けた展示も見逃せません。
混み合った日中の時間帯を避け、ゆったりとした夜間の空間で、アートを心ゆくまで楽しめるこの特別な期間を、ぜひご自身の体験として加えてみてはいかがでしょうか。素晴らしい作品に身を委ねることができる、特別な時間が過ごせることでしょう。ぜひ、一度足を運んでみてください。三菱一号館美術館で、モダンアートの巨匠たちの世界を存分に堪能しましょう。