音楽と脳活性化
2026-03-09 10:42:35

音楽が脳に与える効果を科学的に解明したカシオと東京大学の共同研究

カシオと東京大学が音楽の脳活性化効果を探る



最近、カシオ計算機と東京大学先端科学技術研究センターが共同で行った研究が話題を呼んでいます。この研究のテーマは、「BGMやカラオケ、演奏支援機能を有する鍵盤楽器の脳活性化効果」です。2026年に行われる国際学会「Cognitive Neuroscience Society 2026(CNS2026)」での発表に向けて、様々な実験を重ねてきた成果が注目されています。

研究の背景と目的


音楽がもたらす影響は広範囲にわたり、日常生活や仕事にも深く根付いています。カシオは2025年7月に東京大学との共同研究契約を締結し、音楽が認知機能や作業パフォーマンスにどのように影響を与えるかを科学的に探ることを目的としています。具体的には、音楽のテンポが短期記憶の処理能力や正答率にどう影響するのか、また、もちろんカシオの独自技術が生理指標や脳活動にどのような変化をもたらすのかを検証してきました。

実証実験の成果


実験では、「LK-530」という光ナビゲーションキーボードを使用し、被験者が異なるテンポの音楽を聴きながら認知課題に取り組むというスタイルで進められました。音楽のテンポによって脳の活動や覚醒状態がどのように変化するかを測定するため、脳血流測定用の機器や心拍センサー、アイトラッカーを使用しました。

実験の結果、速いテンポの楽曲が作業効率を有意に向上させることが判明しました。具体的には、背内側前頭前野(DMPFC)の活動が音楽のテンポに依存して変わり、特に速い音楽では脳と身体がともに覚醒する傾向にあることが確認されました。逆に、遅いテンポの楽曲はリラックス効果をもたらすことが明らかになりました。この知見は、音楽が私たちの内面の状態を調整する仕組みに深く関与していることを示唆しています。

研究の未来と可能性


この研究が示す結果は、今後の音楽を用いた新たなソリューションの開発に向けて、多くの可能性を秘めています。カシオは、得られた科学的知見を基に、音楽と脳科学の融合による価値創造を推進し続ける意向を示しています。音楽がもたらす「脳活」「ウェルネス」「ウェルビーイング」に寄与する製品やサービスの開発を通じて、より豊かで活力に満ちた社会の実現に貢献していくことを目指しているのです。

まとめ


本研究の成果は、音楽が脳や身体に与える影響を科学的に検証し、音楽の持つ力を再確認する機会となりました。今後も新たな研究成果が待たれると同時に、こうした研究が音楽に対する理解を深め、より多くの人々の生活に音楽を取り入れるきっかけとなることを期待しています。

カシオ計算機は、今後も東京大学との連携を強化し、音楽と脳科学の研究を通じて、新たな製品やサービスの開発を推進していく方針です。音楽のテンポによる脳活性化の可能性は、私たちの生活をより豊かにするための鍵となるかもしれません。


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