国分寺市役所で警備ロボットSQ-2が本格稼働を開始

国分寺市役所に警備ロボットSQ-2が登場

国分寺市役所において、自律移動型警備ロボット「SQ-2」が2025年1月6日から本格稼働を開始します。この取り組みは、SEQSENSE株式会社が開発した最先端のロボット技術を活用した新たな警備の形であると注目されています。

SQ-2の導入背景

SEQSENSE株式会社は、労働力不足の解決策として、自律移動型ロボットの開発とサービス提供を行っています。国分寺市役所の新庁舎でのSQ-2の導入は、全国の市庁舎での初の試みです。国分寺市役所では、窓口対応の利便性向上を目指しており、その一環として警備ロボットの活用が促進されました。

SQ-2の業務内容

SQ-2は、開庁時には1階・2階の窓口業務を見守りながら、定期的に巡回・立哨を行います。これにより、市民が安心して窓口での手続きができる環境を提供します。

閉庁後には、1階の窓口エリアのシャッターが閉じられますが、SQ-2は異常を確認する役割を果たしながら、エントランスロビーの巡回も行うことで安全を確保します。

SQ-2の技術力

SQ-2は、3次元センサー技術や自己位置推定アルゴリズムを活用した自律移動型の警備ロボットです。3DLiDARを搭載し、詳細な3次元マッピングを行いながら、歩行者の動体を検知したり環境の変化を察知することが可能です。この高いテクノロジーによって、警備業務の効率化やコスト削減が期待されています。さらに、定期的な遠隔アップデートが行われ、新たな機能の追加や不具合の修正がなされ、常に最新の状態で運用されることになります。

今後の展望

SEQSENSEは、SQ-2の運用を通じて、社会における労働力不足や生産年齢人口の減少といった問題に対するソリューションを提案し続ける方針です。この革新が、今後の公共施設の運営や警備の在り方にどのように影響を与えるのか、注目が集まります。

国分寺市役所が位置する東京都国分寺市では、住民の安全を守るためにこの新たな技術を採用し、安心できる市政に向けた一歩を踏み出しています。市民にとっても、身近な存在となることで、SQ-2を通じて新たなコミュニケーションの場を提供することが期待されています。