服を土に還す
2025-02-21 13:42:28

エコナカ フタタビプロジェクトの新展開!服を農業に生かす循環型社会の実現に挑む

持続可能な未来をつくる「エコナカ フタタビ」プロジェクト



株式会社コナカが展開する「コナカ・フタタ」は、2024年10月から未来を「FUKU」で満たす新たなスローガンのもと、「エコナカ フタタビ」プロジェクトの第2弾を発表しました。このプロジェクトでは、不要とされた衣類を農業に役立つ資源に生まれ変わらせることを目指しています。協力企業として、クレサヴァ株式会社と株式会社Landeoが参画し、2025年春から実施を予定しています。

土壌の改善に向けた工程


「エコナカ フタタビ」では、回収した衣類を用いて、農業で活用できる土壌改良材を製造します。この工程には、「CIRCULAR FARM(サーキュラーファーム)」という自社開発のテクノロジーが活用されます。この CIRCULAR FARMは、分別をせずとも、様々な繊維が含まれた衣類をリサイクルできる仕組みです。

まず、衣類はファスナーやボタンなどの付属品を自動的に取り除かれた後、破砕及び粉砕されます。次に、炭化装置によって、化学繊維から有害物質やマイクロファイバーを安全に処理し、炭化物が生成されます。この炭化プロセスは、焼却と比較して約80%もCO2排出量を削減します。こうしてできた炭化物は、農業用の土壌改良材として使用され、健やかな植物や美味しい野菜を育てるための土をつくるために活用されます。

「服」が変わる、土が育む


このプロジェクトでは、まさに「野菜を育てるための服」を提供するという新たな視点が生まれています。一度捨てられた衣類が、農業において価値ある資源に変わるというのは、まさに循環型社会における理想的なシナリオです。クレサヴァ株式会社は、このCIRCULAR FARMの技術により、回収した衣類を炭化し、土壌改良材へと生まれ変わらせます。この土壌改良材は、地中の栄養素を有効に使う助けとなり、野菜や植物が生育するために非常に重要な役割を果たします。

企業間の協力で実現する循環型社会


「エコナカ フタタビ」プロジェクトは、企業間の強固な協力を背景に進められています。クレサヴァ株式会社は、サーキュラーエコノミーを意識した新しい技術を持っており、製造過程で出る廃棄物を最小限に抑える努力をしています。さらに、株式会社Landeoはリサイクル業界において確かな実績を持ち、その知見を活かしながら、より持続可能な形での服の再生に貢献しています。これにより、不要な衣類を単なる廃棄物から変換し、次の世代へと引き継がれる持続可能な環境を構築します。

未来のために私たちができること


「エコナカ フタタビ」プロジェクトは、私たちがどのように生活を変え、未来に向けた価値を生み出すかについて考えさせるものです。「捨てる」のではなく「再生する」という考え方が、私たちの日常にどのように組み込まれていくのか、今後の動向に注目が集まります。この取り組みを通じて、企業と消費者が共に考え、持続可能な社会に向けて一歩を踏み出すことができるでしょう。


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