イプサが明らかにした美肌に不可欠な細胞エネルギーのメカニズム

イプサが解明する美肌の秘訣

イプサは約40年にわたり、肌が自ら美しくなるためのメカニズムを追求し続けており、特に肌のメタボリズム研究において卓越した実績を誇っています。メタボリズムという言葉は、細胞が良好な状態で新しい細胞に生まれ変わるプロセスを指しますが、その過程には細胞内の酸素が強く影響しています。イプサは新たに、細胞がエネルギーを生成するメカニズム、特に細胞エネルギー（ATP）に着目し、この分野の研究を更に進めています。この研究により、美しい肌を保つためには、細胞エネルギーを最大化する酸素と共に、脂肪酸の利用が重要であることが示されました。また、コジソウエキスと呼ばれる成分が、酸素と脂肪酸の取り込みを促進し、エネルギー産生を高める効果があることを発見しました。

細胞エネルギーが美肌の鍵

細胞の成熟過程では、エネルギー供給が不可欠です。イプサの研究結果によると、細胞エネルギーと美肌は密接に関連しており、3D皮膚モデルを使用した実験では、細胞エネルギー産生を抑制すると、肌の潤いやバリア機能を保つのに必要不可欠なタンパク質、フィラグリンやロリクリンの発現が減少することが確認されました。これにより、イプサは細胞エネルギーが美肌の基本的な要因であると考えています。

新たな脂肪酸の重要性

イプサは細胞のエネルギー産生メカニズムに焦点を当て、新たな知見を得ることが出来ました。具体的には、細胞の成熟過程においてエネルギー源が変わることを発見しました。基底層ではグルコースを主なエネルギー源としていますが、顆粒層においては脂肪酸の利用が増加することが分かりました。この発見は、脂肪酸が酸素を用いるエネルギー産生において重要な役割を果たすことを示唆しています。研究により、低酸素環境下や脂肪酸の利用を妨げる条件下ではエネルギー産生が大幅に低下することも明らかになりました。結果として、美肌因子の発現に影響を与えることが確認されました。