土壌菌720万個!「S風の森 First Edition」の販売開始
日本酒の新たな基準「未来酒度」を掲げる油長酒造は、土壌菌720万個を誇る米を使用した日本酒「S風の森 First Edition」の発売を、2025年1月11日に予定しています。この日本酒は、持続可能な農業と環境への配慮から生まれたもので、同時に土壌データが2025年1月7日に公開されることとなります。
未来酒度とは?
「未来酒度」とは、油長酒造が提唱する新しい日本酒の基準で、環境への影響や地域への貢献度を評価基準にします。この基準は、
環境負荷の低さ、
田んぼの地力、
地域貢献度の三つの要素で構成され、星の数でその価値を示します。新たな日本酒「S風の森」シリーズは、この未来酒度をラベルに表示し、消費者が選ぶ際の指針となることを目指しています。
未来酒度 | 評価内容 |
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S風の森 | 一般的評価 |
★ | 減農薬により高評価 |
★★ | 農薬・化学肥料不使用 |
★★★ | 地力が高く地域貢献度も |
土壌診断の結果
2024年9月に実施された土壌診断によると、無農薬で栽培された水田の土壌菌数は720万個と、他の場所と比較しても優れた結果が得られました。土壌菌数の多さは、健康な作物を育てるために適した環境を示し、米の質にも大きな影響を与えることが分かります。また、炭素貯留量も地域の標準より1.4〜1.6倍高いことが確認され、これにより、地球温暖化対策への貢献が期待されています。
土壌診断を行った水田
- - 水田1:通常栽培
- - 水田2:減農薬栽培
- - 水田3:無農薬栽培
この結果から、農薬・化学肥料を使用しない水田は微生物の多様性が高く、土壌環境が良好であることが分かりました。水田3の豊富な土壌微生物は、自然な肥沃度の高さを証明し、酒造りに対する信頼を高めています。
日本酒「S風の森」の特徴
「S風の森 First Edition」は、農薬や化学肥料を一切使用せず育てられた米、
秋津穂のみを原材料とし、酒造りにおける伝統技法を受け継いでいます。大地のエネルギーを余すことなく活かすため、冬の冷たい気候を生かした製法で醸造されます。これにより、香り豊かで滑らかなテイストの日本酒が誕生します。
発売情報
- - 商品名:S風の森 First Edition
- - 未来酒度:★★
- - 発売日:2025年1月11日(土)
- - 価格:3,850円(税込)
この日本酒は、全国のS風の森取り扱い店で販売されます。また、これに先立ち、2024年12月14日(土)には「S風の森 Launch Edition」が登場し、こちらは未来酒度★として販売される予定です。
- - 商品名:S風の森 Launch Edition
- - 未来酒度:★
- - 発売日:2024年12月14日(土)
- - 価格:2,970円(税込)
まとめ
この取り組みは、持続可能な農業を通じて地球環境の改善を図る試みです。選択する日本酒ひとつで、私たちの環境への意識を変えることができます。ぜひ、無農薬栽培の米で作られた新しい日本酒「S風の森」を味わい、その背景にある土壌データにも目を向けてみてください。飲むことで未来を変えられるかもしれません。