AIエージェント&セキュリティ
2026-07-29 11:57:39

AIエージェントのセキュリティリスク、データポリシー違反が急増中

AIエージェントの拡大とセキュリティリスクの現状



AIの進化とともに、多くの企業がAIエージェントを導入し、業務の効率化を図っています。しかし、この流れの中でセキュリティリスクも新たに浮上しています。最近、クラウドベースのセキュリティソリューションを提供するNetskopeが発表した「Netskope AIレポート: 2026」によると、企業におけるAI関連のデータポリシー違反が急速に増加していることが示されています。

データポリシー違反の増加



特に注目すべきは、AIからのダウンストリームにおけるデータポリシー違反が、AI関連のポリシー違反の中で2番目に多いという点です。アラート1万件あたり924件、つまり全体の約10%は、このダウンストリームから発生しています。このようなリスクが増加した背景には、AIモデル間の接続が容易になり、ユーザーが本来アクセス権限を持たない情報へのアクセスが可能になったことがあります。

過去1年間で、この種の違反は2倍以上に増加し、1組織あたりの平均件数は週12件から31件へと推移しています。特に上位25%の企業では、週あたり206件にまで達しています。この増加の要因として、モデルコンテキストプロトコル(MCP)の急速な普及が挙げられます。このプロトコルにより、AIエージェントがより多くの外部データソースにアクセスできるようになったことが影響しています。

シャドーAIの存在



また、調査の中で指摘されたのは「シャドーAI」の存在です。現在、企業におけるAIユーザーの30%は個人向けAIアプリケーションのみを利用しており、さらに14%はそれに加えて企業管理下のツールも使用しています。管理下のAIツールが普及しても、シャドーAIの利用は多くの企業で依然として見られ、2026年3月頃からその傾向が再び増加しています。

アップストリームのデータポリシー違反



AIへのアップストリームにおけるデータポリシー違反についても注目すべきです。これはユーザーやエージェントがAIアプリケーションに機密情報を送信した際に発生し、最も多く見られる違反形態で、アラート1万件あたり8,752件を占めています。特に規制対象データやソースコードが含まれる場合、企業にとって大きなリスクとなります。

自律型エージェントの影響



自律型エージェントの急増も、セキュリティ面での懸念を高めています。特にCursorやClaude Codeのようなツールは、悪意あるコードが自動的に実行されるリスクを増加させています。これにより、セキュリティチームは単なるデータ検査だけではなく、エージェント間のインタラクション全体を双方向で検査する必要があります。

結論



AIエージェントの利用拡大がもたらすセキュリティリスクは今後も増加することが予想されます。企業は、AIの導入に伴う新たなリスクに対処し、適切な対策を講じる必要があります。Netskopeは今後もこのリスクに対処するために、セキュリティチームとネットワークチームのニーズに応えるソリューションを提供し続けるでしょう。AI技術の導入が進む中、安全な環境を維持するための取り組みが求められています。


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