日本初!共同所有の歴史的建物保全プロジェクト「PlanetDAO」
このほど、株式会社Planet Labsが運営する「PlanetDAO」が、一般社団法人日本Web3ツーリズム協会が主催する「Japan Tourism NFT Awards 2025」において、地域資源部門でグランプリを受賞しました。このプロジェクトは、世界23カ国の289名が参加し、1億円を超える拠出金で日本の歴史的建物を保全することを目指しています。
「PlanetDAO」とは?
「PlanetDAO」とは、地域の人々が「守りたい」と願う歴史的な建物を、株式会社型DAO(分散型自律組織)の仕組みを用いて国内外の支援者と共同で所有する、日本初の試みです。特に注目されるのは、出資がなくても地域住民が議決権を持てる種類株を発行することで、経営に地域住民が主体的に関わる「共創型ガバナンス」が実現されている点です。
今回の受賞を記念して、現在進行中の和歌山県那智勝浦町と新潟県佐渡市での取り組みを、プロジェクト参加者の生の声とともにご紹介します。
取り組み紹介:和歌山県那智勝浦町
那智勝浦町では、熊野古道沿いに140年の歴史を持つ登録有形文化財の無住職寺院が、過疎化や住職不足で維持が難しくなっています。この寺院を宿泊施設として再生するプロジェクトが進行中です。出資者の約8割が海外からの参加で、世界中の温かい支援が寄せられています。
海外共同オーナーの声
- - ジュリー氏(フィリピン):「和歌山の美しさを守り、文化を保存したい」
- - ジュリオ氏(イギリス):「地域のアイデンティティを守りつつ、住民が誇りを持って生活できることを応援したい」
- - マーク氏(バンコク):「日本を愛し、再生プロジェクトに参加することで貢献したかった」
- - アメリア氏(シンガポール):「熊野古道での経験が忘れられず、ビジネスモデルにも魅力を感じました」
また、寺院の住職である西山十海氏は、「これからは世界中のファンがオーナーになり支える新しい形が求められている」と語っています。
取り組み紹介:新潟県佐渡市
佐渡島にある「北條家住宅」は、江戸時代から350年にわたって地域の医療を支えてきた歴史的建物です。個人の財力では維持管理が限界という状況の中、PlanetDAOを活用して宿泊・体験拠点としての再生プロジェクトが始まりました。
所有者の想い
- - 北條規氏(第11代当主の弟):「登録有形文化財の維持管理には多くの費用が必要で、財政的に限界が来ています。しかし、PlanetDAOの仕組みにより、地域住民も意見を持つことができる新しい時代が来ていると感じています。これが文化財継承の新たなモデルとなることを期待しています。」
審査員の期待
審査員である石井康一氏は、「PlanetDAOプロジェクトは地域資源を活用した新しい可能性を提供している。この取り組みが観光地や地域の活性化につながる可能性は大いにある」と評価しています。
代表者のコメント
Planet Labsの代表、西村環希氏は「歴史的建物には計り知れない価値がある。今回の受賞は、共に未来を創る共同所有の仕組みが高く評価された結果だ」と語られ、今後も文化と歴史を次世代に受け継ぐ挑戦を続けていく意心を述べています。
詳しい情報と今後の予定
「PlanetDAO」についてさらに知りたい方は、
公式サイトをご覧ください。
また、2026年5月21日・22日には新潟県佐渡市・北條家住宅で現地取材機会「Co-Owner Stayover」を開催予定です。興味のある方はぜひご参加ください。