福島の今を伝える新聞とビール
東京・千代田区にある神田外語大学の学生たちが、東日本大震災と原発事故から15年を迎える今、福島の復興を多くの人々に伝えるためのプロジェクトを進めています。この取り組みの一環として、19名の学生が制作した日英版の震災復興新聞『福島とともに(英題:”Together with Fukushima”)』が、2026年3月4日に復興庁へ贈呈される予定です。
プロジェクトの背景
この「震災復興発信プロジェクト」は、神田外語グループが福島県と結んだ包括連携協定に基づいて展開されており、学生たちが自身の視点で福島の人々の声や活動を取材し、記事にまとめました。学生たちは2025年8月、福島の浜通り地域を訪問し、過去・現在・未来にわたる福島の姿を追求しました。
この作品は、行政や企業の取り組みだけでなく、地域で活躍する人々の話を取り入れることで、福島の「今」を多面的に発信することを目的としています。この新聞は、日本語と英語の二言語で構成され、海外の読者にもアクセスしやすい表現や構成が工夫されています。
贈呈式の内容
贈呈式では、復興大臣の牧野京夫氏に新聞を直接手渡すほか、プロジェクトの一環として作られた震災復興ビール『綺麗ALE』も贈呈される予定です。このビールは、福島の地元産を使用し、地域の魅力を感じてもらえるよう企画されました。
震災復興ビール『綺麗ALE』
『綺麗ALE』は、福島の特産物である地元バナナを使用したクラフトビールで、学生が地元の醸造所と協力して企画を進めました。ビールのラベルには、震災復興新聞へのQRコードが印刷されており、購入者は新聞を通じて福島の現状に触れることができる仕掛けとなっています。
この紹介からもわかるように、学生たちの試みは単に飲み物を提供するだけでなく、地域産業の振興や復興への意識を高めるための重要な活動となっています。『綺麗ALE』は、HANEDA SKY BREWINGなどで提供予定です。
学生たちの思い
このプロジェクトを通じて、学生たちは復興の重要性や地域の人々の努力を実感し、自らの成長につなげるとともに、福島の今を世界へ発信する意義を深く理解しました。また、彼らはオンラインでインドネシアの大学に向けてプレゼンテーションを行い、福島の復興に関する情報を国境を越えてシェアする挑戦もしています。
未来への展望
これらの取り組みが、福島の復興の歩みをさらに後押しすることに期待が寄せられています。今後も神田外語大学は、地域の人々との連携を強化し、教育を通じて社会貢献に努めていくでしょう。こうした活動を進めることで、震災復興の取り組みが全国的、そして国際的に注目を集めることになることを願っています。ぜひ、福島の魅力や課題に触れる機会を持っていただきたいと思います。