島根県飯南町と株式会社LULLが地域活性化包括連携協定を締結
島根県飯南町が2026年3月30日、株式会社LULLおよび一般社団法人離島百貨店と地域活性化を目指す包括連携協定を結びました。この取り組みは、地域おこし協力隊制度を活用し、地域の課題を解決するとともにIT人材を育成することによって、持続可能な地域経済の実現を目指しています。
協定の背景と目的
地方における生産年齢人口の減少や若者の都市部流出といった課題に対処するため、各地域では担い手不足が深刻化しています。一方、都市部ではIT人材の慢性的な不足が続いており、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進や事業成長の障害となっています。そこで本プロジェクトは、地方と都市部の課題を接続することで、地域でITスキルを持った人材を育成する新たな取り組みとして位置づけられています。
協定の主な目的は、単なる技術の導入に留まらず、地域の課題を理解し、それに対応できる「ITも使える地域人材」の育成です。このようにして、若者が地域にとどまり、経済が活性化することを狙っています。
地域おこし協力隊制度の活用
本プロジェクトでは、地域おこし協力隊制度を活用し、地域活動とIT人材育成を融合させた「実務一体型育成モデル」を構築する方針です。協力隊メンバーは地域の行政や事業者との連携を通じて、以下のような取り組みを行います:
- - 地域ホームページの刷新
- - SNS運用など情報発信の支援
- - ECサイトの立ち上げ
- - 地域企業向けDX相談窓口の設置
- - 農業や林業、商店など地域産業の業務効率化支援
これらの活動を通じて、実際の地域課題に取り組みながらITスキルを習得し、地域で活躍できる人材の育成を目指します。
すでに活動が開始
このプロジェクトには既に6名のメンバーが参画しており、そのうち1名は協定締結式にも出席しました。結盟式に合わせて町内の視察が行われ、地域の方々と飯南町の魅力や資源についての意見交換も行われるなど、地域理解を深めるための活動が始まっています。
産官連携による推進体制
このプロジェクトは、島根県飯南町、株式会社LULL、一般社団法人離島百貨店の3者が連携して取り組みを進めます。各機関がそれぞれ役割を担い、地域課題の抽出やDX施策の実装などを推進していきます。
また、総務省の「活性化起業人」が旗振り役として派遣され、地域課題の抽出やDX施策の実施を支援します。
3年後に目指す姿
本プロジェクトの目標は、地域課題の解決とIT人材育成を両立させ、3年間で地域に根付く仕組みを形成することです。その結果、地域で働きながらITスキルを身につけた人材が、地域企業のDX支援や都市部案件のリモート受託などを通じて、地域経済に新しい価値を創出する環境を整えます。
さらに、地域おこし協力隊の任期終了後も地域に定着し、起業やフリーランスとして地域に貢献し続ける人材の育成を促します。これにより、持続可能な地域づくりのモデルが構築されることを目指しています。
各関係者のコメント
島根県飯南町 町長 塚原 隆昭 氏のコメント
「移住・定住対策は特に力を入れて取り組んできた分野です。本協定を通じて地域資源の魅力をより広く伝え、移住者の増加を目指していきます。」
一般社団法人 離島百貨店 代表理事 青山 富寿生 氏のコメント
「地域おこし協力隊員の技術と町の資源を結びつけることで、実践的なスキルアップを支援します。」
株式会社LULL 代表取締役 仁藤 敬介 コメント
「若者が地方でキャリアを築ける環境を整え、地域課題の解決とIT人材の育成を両立させ、新しい関係性を創出していきたいです。」
株式会社LULLについて
株式会社LULLは若者を対象にした人材育成を行い、未経験者がITスキルを身につけるための教育支援を行っています。地域課題の解決に寄与するプロジェクトにも取り組み、地方創生を推進しています。
【株式会社LULL 会社概要】
- - 社名:株式会社LULL
- - 代表者:仁藤敬介
- - 所在地:東京都渋谷区渋谷3-10-13 東急REIT渋谷Rビル B1
- - 設立:2019年
- - 資本金:2,000万円
- - 事業内容:システム開発事業、WEB制作事業、AI開発事業、人材派遣事業、キャリア支援事業
- - コーポレートサイト:https://lull-inc.co.jp/