イベリコハムの魅力と文化を体験する新プロジェクトが始動!
2025年11月、日本におけるイベリコハムの認知度向上を目指す「Awaken Your Ibérico Sense(イベリコ感覚を呼び覚ませ)」プロジェクトが、東京都内で活動を開始しました。このプロジェクトでは、イベリコ豚インタープロフェッショナル協会(ASICI)が主導し、イベリコハムの本質に迫る文化普及を行います。
イベリコハムの魅力とは?
イベリコ豚の肉質は、他では味わえない特異な食体験を提供します。その理由は、生産過程と環境に由来するもの。ASICIでは、持続可能性やトレーサビリティ、品質ラベル制度を通じてその価値を伝える努力をしています。具体的には、使用する草地や飼育方法に配慮し、伝統的な製法を守っています。
プロジェクトの実施内容
2025年11月にはイベリコハムに関するマスタークラスが東京と大阪で開催され、業界関係者や専門学校の生徒たちが参加しました。参加者は、イベリコ豚の歴史や文化、品質制度、持続可能な生産方法について学び、実際に生ハムを切る技術を習得しました。このプロジェクトでは、イベリコハムの切り方や調理法、さらにはその風味の違いを体験できる貴重な機会が提供されました。
参加者が感じた感動とは
東京でのマスタークラスでは、ASICI理事長のヘスス・ペレス氏による講義に始まり、実際のイベリコ豚の原木を使用したカッティング実習が行われました。参加者は、香りや味わい、食感を最大限に引き出すカッティング技術を学び、プロの技を間近で体験しました。
特別イベント「イベリコ・センスを呼び覚ませ!」
11月10日には、特別な一夜を楽しむVIPイベントが六本木で開催されました。都会の美しい夜景を背景に、参加者はイベリコハムの魅力を五感で体験。プロカッターによる生ハムカット実演や、シェフによるクッキングショーが行われ、イベリコ猪の特長やその価値を深く理解する機会となりました。
参加者の声
イベントに参加したゲストは、原木の迫力ある展示に心を躍らせ、イベリコハムの魅力を再発見しました。実演されたカッティング技術は、単なる料理の技だけでなく、食文化を体現するアートであることを実感しました。また、食事に合わせた日本料理とイベリコハムとの融合も、新たな発見となりました。
今後の展望
ASICIは、国内での活動をさらに拡大し、2025年から2026年にかけてプロフェッショナル向けのマスタークラスを継続的に実施する予定です。さらには、レストランウィークの開催や、スペイン本国視察ツアーも計画されています。日本市場は、イベリコハムの文化的価値を伝える上で特に重要な位置付けとなっており、今後もその存在感を強めることが期待されます。
まとめ
イベリコハムの文化とその背景に秘められた魅力を知ることで、一般消費者だけでなくプロの料理人や食の専門家たちがその価値をさらに理解する機会を提供しているASICIの取り組みは、今後の日本市場においても大きなインパクトをもたらすでしょう。「イベリコ感覚を呼び覚ませ!」というプロジェクトは、ただの味覚の体験にとどまらず、文化の理解と美食の新たな形を作る旅となることでしょう。