ラムセス大王展とクレマが織りなす新感覚スイーツ体験
豊洲にあるラーメセス・ミュージアムで開催中の『ラムセス大王展』。エジプト政府公認のこの巡回展は、古代エジプトのアートや遺物を展示する史上最大級のイベントであり、世界各地で数百万人を魅了してきました。この展覧会の特別な取り組みとして、株式会社Cremmaが自社のキャラクターIP『クレマ』とのコラボレーションを実施しています。バーチャルパティシエである『クレマ』が手がけたオリジナルスイーツ、特に注目されているのが『オベリスクチーズケーキ』です。
クレマの魅力とスイーツへの挑戦
『クレマ』は、AI技術によって生み出された青い髪の少女のバーチャルパティシエ。彼女はさまざまな世界を旅し、その経験をもとに数多くのバーチャルスイーツを創作しています。今回の『ラムセス大王展』とのコラボレーションでは、クレマがエジプトの独特な風景からインスパイアを受けたスイーツがリアルな形で提供されています。
今年の1月から提供が始まったオベリスクチーズケーキは、特に人気を集めており、すでに2,500個以上が販売されています。はじまりに当たるコンセプトカフェでの提供によって、スイーツは来場者の心を掴んでいます。
「物語を味わう」新しい体験
このコラボレーションでは、ただスイーツを味わうだけでなく、キャラクターIPを軸にしたストーリー性も重要視されています。会場では、スイーツにまつわるオリジナルの映像コンテンツ『クレマ:エジプト編』が上映され、食と映像が融合した新しい体験を提供しています。このストーリー仕立てのコンセプトムービーは、スイーツがどのように生み出されたかを描いており、すべての映像と音声は生成AIによって製作されています。
来場者は、オリジナルスイーツを味わいながら、映像を通じてクレマの世界観を楽しむことができます。このように、味覚と視覚が融合した新たな展示体験が展開され、現代のアートと食文化が見事に交差しています。
注目の新しい形のイベント
美術展と飲食が連携する取り組みはこれまでにもありましたが、Cremmaのアプローチはそれを一歩進めています。これまではフォトスポットや土産品が中心でしたが、今回のコラボレーションはストーリーを持つキャラクターを軸に、展覧会のテーマを味わうことができる全く新しい形の食体験を提案しています。
Cremmaの今後の展望として、食とエンタメを融合した新しい体験を提供し続けることが掲げられており、展覧会以外でもさまざまなイベントとのコラボレーションが期待されています。これにより、観光資源との連携や地域のスイーツ化動向が加速することでしょう。
まとめ
『ラムセス大王展』と『クレマ』のコラボレーションは、エジプトの古代アートと現代のクリエイティブが交わる場所として、多くの来場者に新しい体験を提供しています。スイーツを楽しむことはもちろん、その背後にある物語や映像を通じて、さらに深い体験がかつてないものとして繰り広げられています。このユニークな食とエンタメの融合を通じて、私たちは新たな感動を体感できることでしょう。