野菜の魅力を深く掘り下げる一冊
2025年12月4日、株式会社世界文化社から発売される『Dancing Vegetables踊る野菜』は、群馬直美氏による驚くべき野菜の細密画集です。本書は、野菜の本来の美しさと生命力をありのままに描写しており、見る者を吸い込む魅力に満ちています。著者が17年以上にわたり、原寸大で描き上げたこの作品は、まさに野菜の小宇宙ともいえるでしょう。
圧巻の細密画
本書には、江戸東京の伝統的な野菜や地元で育まれた野菜86点が収められています。特に注目は「練馬大根 ── 月面着陸」や「奥多摩わさび ── 踊るわさび星人」などのユニークなタイトルです。細やかな毛や土粒、そして微かな傷跡までも逃さず表現するその技法は、まるで目の前にあるかのようなリアリティを感じさせます。
魅惑的なエッセイ部分
また、本書には著者が描いた野菜に関するエッセイも日本語と英語で収録されています。身の回りの自然や植物に目を向けることで、自身の日常の中に新たな発見をもたらします。たとえば、「人と自然によって育まれる野菜の美を発見する」というテーマのもと、日常の中にあるささやかな美しさを教えてくれます。このような文章が色彩豊かに心を打つため、読む者には特別な体験を提供しています。
グローバルな評価
本書の著者、群馬直美氏は2019年に開催された「RHS ロンドン ボタニカルアート展」で金賞および最高賞を受賞しています。彼女の代表作「神様の仕業 ── 下仁田ネギの一生」も収録されており、観音開きのページを通じてその美しさを堪能できます。いうまでもなく、これは彼女のキャリアの集大成とも言える作品です。
著者の背景
群馬県高崎市出身の群馬直美氏は、1982年に東京造形大学を卒業後、葉っぱや野菜をテーマにした作品を追求してきました。彼女は1991年以降、テンペラ技法を用いてより繊細に表現するスタイルに至り、現在に至るまでの過程で多くの人々に感動を与えています。また、世田谷美術館で講師として葉っぱ表現の美しさを伝えてきたことでも知られています。
書籍の詳細
『Dancing Vegetables踊る野菜」は、A4サイズの104ページで構成され、価格は3,300円(税込)です。この書籍は、野菜の美しさを再認識させ、日常生活に彩りを添える一冊となることでしょう。また、著者の四季折々の感性を通じて、私たちにも大切な「自然との共生」の意義を改めて考えさせてくれる内容です。
是非、この機会に手にとって、野菜の新しい魅力に触れてみてはいかがでしょうか。私たちの食卓を豊かにする、生命の一部としての野菜を見つめることで、普段の生活がより鮮やかに彩られることでしょう。