中古物件購入とリノベーションの現状
近年、首都圏では新築住宅の価格が高騰し、購入を検討する人々はますます苦境に立たされています。そんな中、注目を集めているのが「中古物件を購入し、自分好みにリノベーションする」という選択肢です。とはいえ、実際に「中古を買ってリノベ」を検討している人はどれほどいるのでしょうか。この問いを明らかにするために、株式会社テシオが運営する「リノデュース」が行った調査結果を掘り下げてみます。
調査概要
リノデュースは、東京都や神奈川県、埼玉県、千葉県に住む20歳から59歳の男女2,908人を対象に、住まいの購入およびリノベーションに関するアンケートを実施しました。この調査では、特に自宅用不動産の購入経験やリノベーションを考えているかどうかを中心に検討しています。
中古物件検討状況
検討物件タイプ
結果として、最も多くの人が検討したのは新築マンションで、31.1%という数字が記録されました。他に新築一戸建て(27.4%)や新築一戸建て・フルオーダー(25.0%)も挙がっていますが、驚くべきことに「リノベ前の中古マンション」を検討しているのはわずか4.1%でした。この数字は多くの消費者が中古物件を全く考慮していないことを示しています。
実際の購入結果
さらに、すでに購入経験のある方々に最終的にどの物件を購入したのかを質問したところ、やはり新築が多数を占めており、「リノベ前の中古マンション」を選んだ人はわずか1.6%でした。このことからも、いかに中古物件が選ばれにくい状況にあるかが明らかになっています。
検討から購入への転換
それでも、検討した中で購入に至った割合を見てみると、「リノベ前の中古マンション」は51.6%と、それに対して新築系の物件は89%から82%台を記録。つまり、検討対象にはされないものの、いざ検討を始めると意外にも多くの人が購入に結びついていることが分かります。したがって、問題の根本は「検討の土俵に乗らない」という点にあるのです。
認知度の問題
物件探し×リノベーション一括サービスの認知
さらに興味深いことに、物件探しからリノベーションまでを一括で提供するサービスの認知度を尋ねたところ、63.2%の人々がこのサービスの存在を知らないと回答しました。この結果は、中古物件を選ばない理由は、物件そのものの特性よりも「知らない」という事実に由来していることを示しています。
検討から外れる理由
リノベ前の中古マンションを検討から外した理由としては、多くの人が「希望する立地に物件がなかった」と答えています。さらに、予算が合わなかったり価格に割高感を持っている場合が続きますが、いずれも明確な拒否ではない点が興味深いです。おそらく、情報不足のため選択肢として考慮されていない可能性が高いでしょう。
住まい選びのこだわり
最後に、住まい選びで重視される要素として最も多かったのは「エリア」で、58.6%の人がこれを最優先としています。この結果を見ると、人気エリアでは新築の供給が限られていたり価格が高くなるという現実もあり、立地にこだわるニーズと「中古物件購入+リノベーション」は実は非常に相性の良い選択肢なのです。
まとめ
今回は、首都圏の住まいの実情と「リノベ前の中古マンション」という選択肢の位置付けを探るアンケート結果をお伝えしました。中古物件を購入しリノベするという選択肢は、まだまだ浸透が浅い印象ですが、63.2%の人がこの選択肢を知らなかったという事実は、今後のマーケティングにおいて重要な示唆を与えてくれます。新築価格の高騰を受けて、ぜひこの機会に多様な選択肢を考えてみることをお勧めします。
詳細な情報は、リノデュースの公式サイト(
こちら)をご覧ください。