デザインと機能の融合をテーマにした「3DECOtech」展示会
2025年1月29日(水)から1月31日(金)まで、東京ビッグサイトで開催される「3DECOtech」展示会。主催は株式会社JTBコミュニケーションデザインと株式会社加工技術研究会です。この展示会は、「意匠と機能の融合」をテーマに、最新の加飾技術に焦点を当てています。加飾フィルムや3次元加飾成型技術など、先進的な技術が多数紹介され、業界のトレンドを知る絶好の機会となっています。
加飾技術の専門展示
「3DECOtech」では、過去最多の23社が出展し、各社のユニークな製品や技術を披露します。特に加飾技術研究会のパビリオンには、多種多様な加飾手法が集まり、参加者が最新の技術に触れることができます。例えば、国内唯一の熱転写箔専門メーカーであるヒル・プリントは、高品質な熱転写箔の製造から加工までを一貫して行い、精緻な仕上がりを求めています。
また、OUTSENSEは折り紙工学を取り入れた加飾技術を提案し、機能面でも優れた特徴を持つ製品を教えてくれます。これは、従来の加飾技術と異なり、表面の凹凸を利用することで物性を制御し、構造強度を高めることが可能です。
セミナーとパネルディスカッション
展示会に併催されるセミナーも注目のポイントです。1月30日には、広島大学の栗田雄一教授がデジタルハプティクス技術について話し、プロダクトの価値向上への寄与を解説します。自動車分野では、内外装デザインの未来を考えるパネルディスカッションも行われ、専門家やデザイナーが集まります。これにより、参加者は最新のトレンドを直接学ぶことができます。
学生とのコラボレーション
さらに、静岡文化芸術大学や女子美術大学、名古屋芸術大学の学生が、企業の素材を用いてプロダクト提案を行う「Collaboration for Future」も実施されます。この企画では、新たな発想が生まれる瞬間を目撃することができるかもしれません。
開催情報
「3DECOtech」は、入場が無料で事前登録制となっています。参加者は、最新の加飾技術を実際に体験し、業界の未来を見据えるための知識を得る機会を逃すべきではありません。また、同時開催される多くの展示会とも連携があり、訪れる価値が高まっています。
この機会に、デザインと機能がどのように結びつき、新しい製品が生まれていくのかを体感してみてはいかがでしょうか。東京ビッグサイトでの新たな発見が待っています。