よーじやグループが挑む「脱・観光依存」とその未来
京都を代表するライフスタイルブランド「よーじや」は、長年にわたりあぶらとり紙の名で多くの観光客に親しまれてきました。しかし、近年の経営環境の変化を受け、代表取締役に就任した國枝昂が掲げた「脱・観光依存」の方針が脚光を浴びています。
改革の背景
よーじやは1904年に「國枝商店」として京都に誕生。あぶらとり紙のブームに乗り、観光土産の定番としての地位を確立しました。しかし、依然として観光に頼った事業モデルのもと、売上は停滞し、特にコロナ禍では大打撃を受けたのです。国際的な観光の減少により、経営は厳しい局面を迎える中、國枝は29歳の若さで代表に就任しました。そして、彼の目標は「みんなが喜ぶ京都にする」という新しいビジョンのもと、ブランドの再定義を試みること。
ブランドの再定義
國枝が就任以来、よーじやはあぶらとり紙だけでなく、スキンケア商品や雑貨、さらには飲食事業への進出を果たしています。特に注目されるのが、「十割蕎麦専門店 10そば」や「26ダイニング」という新業態の登場です。「10そば」では、国産のそばを使用した様々な蕎麦メニューを提供し、地元の人々にも愛されるお店作りを進めています。
また、「26ダイニング」では、京都の農産物をふんだんに取り入れた料理を提供し、地元生産者とのつながりを大切にしています。このように、単なる観光地のお土産店から、日常的に使われる生活の一部としてのブランドへの変革が進んでいます。
地域貢献への取り組み
さらに、よーじやは地域スポーツチームへのスポンサー活動を通じて、地域貢献にも力を入れています。京都サンガF.C.や京都ハンナリーズと提携し、地域の活性化を図ることで、ブランドの認知度を高めるだけでなく、多くの交流を促進しています。
お客様の声を反映
お客様や取引先とのコミュニケーションも改革の大切な要素です。現場での挑戦やお客様からのフィードバックを通じて、より良い商品やサービスの提供に努めています。これにより、お客様に愛されるブランドへと進化しています。
新たな挑戦と未来に向けて
今後、よーじやはまだ広く知られていない京都の魅力を発信する新たなプロジェクトを予定しています。ライフスタイルブランドとして日常に寄り添い続けることで、京都という地域全体の活性化を目指しています。大規模な観光依存から脱却し、地域の人々に根差した存在を築くこと。この挑戦は、今まさに始まっています。
結論
よーじやグループの取り組みは、単なる経営改革にとどまらず、京都の文化や地域貢献を含む広範なビジョンへと広がっています。この変革は、京都を愛する全ての人々とともに歩む道のりなのです。近未来のよーじやに、ぜひ期待していただきたいと思います。