ブルーカーボン評価手法
2026-03-16 18:12:35

フィッシュパスと日本コークス工業の新たな共創によるブルーカーボン評価手法の開発

フィッシュパスと日本コークス工業の新たな取り組み



株式会社フィッシュパスと日本コークス工業株式会社が、ブルーカーボン創生評価手法の開発に向けて、新たな共創プロジェクトを始めました。この取り組みは、環境DNA分析を用いることで実現するもので、より効率的かつ客観的な評価が可能になることを目指しています。

背景と現状の課題



ブルーカーボンという言葉は、海洋生態系において炭素を貯蔵する機能を指し、特に海草や藻場が重要な役割を果たしています。しかし、これまでの評価方法は潜水調査や目視観察に依存しており、高い人的負荷が課せられていました。その結果、評価は定性的になりがちで、コストや再現性、比較可能性に様々な課題を抱えています。

このような現状では、ブルーカーボンに関する実証結果が事業の意思決定や制度の導入に結び付くことが難しく、さらなる投資が期待できないという深刻な問題が存在しています。したがって、より効率的で信頼性の高い評価手法を開発することが求められていたのです。

共創の概要



今回の共創においては、環境DNA分析を活用することで、従来の評価手法を補完し、新たな評価モデルの確立を目指します。具体的には、海藻などの生物情報を環境DNAから取得・解析することにより、これまでの方法では実現困難だった定量性や再現性を向上させることが期待されています。

さらに、この新たな手法により、評価にかかる負担を軽減し、複数地点や複数年にわたる比較を客観的に行うことができるようになります。また、社外のステークホルダーに対しても、より納得のいく説明が可能となり、透明性が高まることが期待されます。

現在の進捗と今後の計画



フィッシュパスと日本コークス工業は、すでにトライアル分析に着手しており、技術的な制約や適用範囲の確認、さらには課題整理と共創の方向性に関する検討を行っています。今後は、トライアル分析の結果を基に具体的な計画を策定し、PoC(概念実証)フェーズへと進んでいく予定です。

最終的な目標は、誰もが同じ基準で評価の効果を比較・説明できる手法として、この新しい評価手法を社会に実装することです。これにより、実証から事業化までのプロセスが円滑に進むようになり、全国各地の多地点においても活用可能な「ブルーカーボン創生の先進モデル」としての展開を目指しています。

両社の特徴



日本コークス工業株式会社



1889年に設立されたこの企業は、東証プライム市場に上場しており、製鉄や金属精錬に必要なコークスを中心に多面的な事業を展開しています。カーボンニュートラル社会の実現に向け、各種CCU技術の研究開発にも取り組んでおり、ブルーカーボン評価においては対象地の提供を担当します。
日本コークス工業の詳細はこちら

株式会社フィッシュパス



フィッシュパスは全国の河川漁業協同組合と連携し、400ヶ所以上で遊漁券のデジタル化を進めるスタートアップです。環境DNA分析を利用し、水生生物の調査や環境アセスメントにおいて実績を持ち。このプロジェクトでは環境DNA分析技術の提供と評価手法の設計を行ないます。
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今後の進展が楽しみなこのプロジェクト。環境問題に対する解決策としての道を切り開くことが期待されます。


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