PACIFICAの新曲「Fixer Upper」と来日公演
アルゼンチン、ブエノスアイレスを拠点とするインディーロックデュオPACIFICAが、最新シングル「Fixer Upper」をリリースしました。この楽曲は、失恋や裏切り、欲望といった人間の感情の深淵を、ユーモラスかつ軽妙に描いており、リスナーを辛さの中にある甘さへと導く心の旅に連れ出してくれます。
PACIFICAは2021年に結成されたばかりですが、その存在は瞬く間に多くのファンへと広がりました。Inés Adam(イネス・アダム)とMartina Nintzel(マルティナ・ニンツェル)は、シーンでの知名度を瞬時に高めていきました。彼女たちは、共通の愛であるThe Strokesをきっかけにオンラインで親交を深め、カバー動画をYouTubeに投稿することからキャリアをスタートさせました。そこで築き上げたファンとの絆が、彼女たちを米ニューヨークへの旅へと促し、その翌々年にはTAG Musicとの契約を果たしました。
近年では、アルゼンチンで開催されたLollapaloozaに出演し、さらに有名なバンドMåneskinのオープニングアクトも務めており、その多才な音楽性は国境を越えて注目を集めています。加えて、初の来日公演が決定し、その熱気は東京のチケット販売が即完売するほどの反響を呼び起こしました。
初来日公演の詳細
PACIFICAは東京および大阪で追加公演を行うことも決さらおり、ファンにとっては待望のライブイベントが続きます。具体的な公演情報は以下の通りです。
- - 東京公演:12月9日(火)代官山 SPACE ODD [追加公演]
- - 大阪公演:12月10日(水)Music Club JANUS [追加公演]
両公演とも開場は18:00、開演は19:00です。チケットはオールスタンディングで7,000円(税込、別途1ドリンク)となっています。なお、未就学児の入場はできません。一般発売は8月9日(土)10:00から行われます。
PACIFICAの魅力
PACIFICAの音楽は、2000年代初頭のガレージロック、ポストパンク、90年代のオルタナティブといった様々な音楽スタイルの影響を受けながら、懐かしさと新しさを併せ持つ独自のものとなっています。特にデビューアルバム『Freak Scene』は、リフの切り株と若者のもがきと反抗が融合したカタルシスを感じさせ、個々の不安をスタジアム級のアンセムへと昇華させる力を持っています。
2024年にはそのアルバムのアコースティックバージョンをリリースする予定で、歪んだ音の裏に隠された感情の深さをさらに掘り下げることが期待されています。また、エネルギッシュでミニマルなパフォーマンスは、北米やヨーロッパ、南米の多くのステージを席巻し、彼女たちのグローバルなファンベースの拡大に寄与しています。
ぜひ、音楽配信プラットフォームやSNSでPACIFICAの最新情報や新曲「Fixer Upper」を楽しんでみてはいかがでしょうか。彼女たちの音楽に触れることで、心の冒険が始まることでしょう。