建設業界の未来
2025-10-16 18:41:20

建設業界の未来を拓く!学生が学ぶ木造住宅見学会&設計体験

建設業界の未来を担う学生たちの挑戦



2025年10月10日、一建設株式会社が宮城県白石工業高等学校の建築科1年生を対象に、木造住宅の建築現場見学会と住宅設計体験会を開催しました。この取り組みは、建設業界の人手不足を背景にしたもので、高校生たちが実際の現場を見学し、未来のキャリアを考える機会を提供することを目的としています。

参加の背景



近年、建設業界は深刻な人手不足に直面しています。国土交通省のデータによれば、2023年の就労者数は1997年時のピーク時と比較して約30%減少しています。また、団塊世代の退職により、さらに人手不足が進むことが予測されています。介護や子育てなど、多様な選択肢がある中で、次世代の若者たちに建設業界の魅力と重要性を伝えることが急務となっています。

木造住宅建築現場見学会



見学会では、まず開会の挨拶が行われ、熱中症対策として一建設が実施してきたファン付きウェアや塩タブレットの説明がありました。その後、実際の建築現場を訪れ、基礎工事や躯体工事の説明が行われました。ここで、OBの大工阿部さんが電動丸ノコの安全な使い方をレクチャーし、参加した高校生3名が実際にビス打ちを体験しました。さらに、現場監督の伊藤さんが、施工管理アプリ「ANDPAD」を使用した業務方法を紹介しました。

住宅設計体験会



続いて行われた住宅設計体験会では、一建設の社員が住宅設計の仕事内容を説明し、参加者全員が自身の「住みたい平屋住宅」の設計を行いました。3D CADを活用した設計方法も実演され、高校生たちは方眼紙に自分のアイデアを形にする作業に没頭しました。自分の考えた間取りを発表することができ、学びと楽しみの両方を体験しました。

参加者の声



参加した生徒たちは、見学会や体験会の印象について感想を述べました。建築現場での実践的な体験ができたことや、OBから直接学べたことが特に記憶に残ったそうです。また、3D CADに初めて触れた生徒は、高度な設計技術に刺激を受けており、理想の住まいを描く楽しさに目を輝かせていました。

今後の展望



一建設の取り組みは、次世代の建設業界を担う若者たちにとって、重要な経験の場です。今回のイベントを通じて、高校生たちが建設業への興味を深め、将来的にはこの業界で活躍してくれることを期待しています。時代はデジタル化が進み、働き方も変わっていますが、一建設はその変化に対応したリーダーシップを発揮しています。

また、このような取り組みを全国に広げることで、建設業界全体のイメージ向上につながることが望まれます。未来の建築を担う若者たちが、社会に貢献する存在になっていくことを願っています。


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