新しい研修が受賞
2026-08-26 09:08:32

ワーク・ライフ・クラフティング研修が学会で受賞、心の健康を育む新しいメソッド

株式会社パソナセーフティネットが開発した「ワーク・ライフ・クラフティング(WLC)研修」が、第33回日本産業精神保健学会において一般演題の優秀賞を受賞しました。この研修プログラムは、東京大学大学院医学系研究科デジタルメンタルヘルス社会連携講座との共同研究に基づいており、働く人々が日常生活の中で小さな工夫を重ねることで、仕事と私生活の調和を目指す新しいアプローチです。

WLCは、女性労働者を対象にした研究において、その効果を検証しました。41名の参加者に対して実施した研修は全2回で、研修前、研修直後、そして3か月後における心理的な変化を測定しました。結果として、参加者のウェルビーング(WHO-5)スコアが有意に上昇し、心理的ストレス反応(BJSQ)も有意に低下したことが確認されました。このことは、WLC研修が働く人々の心理的健康の向上に貢献する可能性を示唆しています。

「ワーク・ライフ・クラフティング」とは、一言で言えば、仕事だけでなく私生活も見つめ直し、主体的に工夫することで、仕事と生活の調和を実現する手法です。本プログラムでは、業務の進め方や生活リズム、人間関係、役割の見直しなど、日常の中で無理なく実施できる小さな行動変容を積み重ねることを推奨しています。仕事の効率化や生活の充実を追求することで、メンタルヘルスの向上を狙います。

また、WLCは「スピルオーバー」や「クロスオーバー」といった概念を踏まえており、個々の行動変容が周囲にも好影響をもたらすことを目指しています。組織内での相互作用が良好となることで、職場環境自体が改善される可能性も秘めています。

株式会社パソナセーフティネットは、EAP(従業員支援プログラム)を中心に、ストレスチェックやカウンセリング、職場環境の改善支援など、メンタルヘルスに関する様々な取り組みを進めています。東京大学との産学連携により、科学的な知見と実践的なアプローチを融合させたメンタルヘルス支援が展開され、働く人のウェルビーイングに資する新たなサービスが生まれています。

今後は、得られた成果を基に、WLC研修プログラムのさらなる実証研究を行い、企業内での実践的な研修プログラムを展開する予定です。企業の健康経営や心理的健康の向上、ライフイベントとキャリアの調和を通じて、より多くの人々にウェルビーイング向上の支援を行っていく方針です。

このような取り組みは、単に個人の健康を促進するだけでなく、職場全体の生産性向上にも寄与することが期待されています。新しい時代における働き方の選択肢として、ワーク・ライフ・クラフティングは非常に有効な手法といえます。今後も、パソナセーフティネットと東京大学が共同で目指す、心身ともに健やかな働き方の実現に向けての活動が注目されています。

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