新たな営業体験を生み出すimmedio Boxの導入
株式会社immedioが提供するハウスリストマーケティングツール「immedio Box」が、NOT A HOTEL株式会社に導入され、営業から商談に至るプロセスが革新されました。NOT A HOTELは「日本の価値を上げる」を理念に掲げ、建築やデザイン、テクノロジーを融合させた新しいライフスタイルを提案しており、その背景には多様化する顧客層への柔軟なアプローチが求められていました。
導入に至った背景
NOT A HOTELは全国各地で展開し、もともとは経営者や富裕層の顧客を中心に支持されていましたが、最近ではファミリー層や海外からの関心も急増しています。そのため、顧客一人ひとりに合った情報提供や体験価値を伴う提案が益々重要になってきました。従来、小規模のマーケティングチームは広告、CRM、ブランディングを横断的に運営していましたが、商談につながる資料の閲覧状況を把握できないことが大きな課題でした。
この状況のなか、特に顧客行動の可視化に困難さを感じていた運営チームは、immedio Boxの導入を決定。顧客がどの資料をどの時間帯に閲覧したかをリアルタイムで把握できるこのツールは、営業チームの意思決定の質を大幅に向上させる可能性を秘めていました。
導入の決め手
immedio Boxの最大の強みは、顧客の資料閲覧データのページ単位での可視化です。これにより、営業チームは顧客の興味をリアルタイムに把握し、適切なタイミングでアプローチすることが可能になりました。マーケティングを担当する福岡様は、「資料送付が商談を生み出す仕組みに変わりました。顧客の開封や離脱のタイミングを知ることで、資料の重要性を再認識することができました」と述べています。
また、フレキシブルな運用が可能な動画資料との親和性も導入の大きな理由となりました。動画視聴後のリアルタイム通知によって、顧客の関心が最も高い瞬間にアプローチができるため、営業チームの成果がさらに期待される状況が整いました。
導入後の成果
immedio Boxを導入してから、営業組織には顕著な変化が見られました。初めに、商談接続率が向上し、リアルタイム通知を利用して優先的に関心度の高いリードへアプローチが可能になりました。また、資料はルーム機能で一元管理され、カテゴリ別に整理されているため、営業準備の手間が大幅に削減され、担当者は同じデータをもとにスムーズに活動できるようになりました。
さらに、ブランドの世界観を損なわないようにカスタマイズが施されており、ドメイン設定やロゴ掲載などの機能により、営業資料が「NOT A HOTELらしさ」を保ちつつ提供されていることは特筆すべき点です。「高額な商品を扱っているため、信頼を損なわない見た目が非常に大事です。NOT A HOTELらしいビジュアルでの発信には安心感があります」と福岡様は語ります。
次世代の営業DXへの展望
今後、NOT A HOTELでは顧客ごとに異なる関心に応じた動画体験の提供を目指しており、データに基づいた動画コンテンツの分岐を導入する可能性を検討しています。「体験を重視する方もいれば、数字を重視する方もいます。それぞれに合ったストーリーを届けるために、動画の分岐を取り入れていきたいです」と山口様は今後の展望を語ります。
immedio Boxによって、ブランド体験を損なうことなく営業生産性を向上させる新たな試みが行われており、次世代の営業DXは着実に進化を遂げています。この取り組みは、顧客体験と営業精度の両立を実現する大きな助けとなり、今後の展開に非常に期待が寄せられています。