フードテックの未来
2025-04-10 14:47:25

フードテックの未来を見据えたジャパン・ブース出展のご案内

フードテックの未来を切り開く



東京都港区に位置するCIC Instituteが、農林水産省の支援を受けて、2025年にスペイン・ビルバオで開催される「Food 4 Future」において、日本企業11社を代表してジャパン・ブースを出展します。この取り組みは、日本のフードテック企業の海外展開を促進するために設立されたもので、日本の革新的な食品技術が国際的に評価されることを目指しています。

事業内容概要

CIC Instituteは、「令和6年度日本発フードテックを活用した事業の海外展開支援委託事業」に採択され、国内のフードテック関連スタートアップ企業に対して多様な支援を行います。主な支援内容には、事前のマーケット調査、パネルや展示物の作成支援、現地企業とのマッチング支援などがあります。これにより、出展企業ほか海外の企業や投資家と連携を深め、新規ビジネスモデルを模索する機会を創出します。

出展企業のご紹介

出展企業には、先進的な技術を持つ企業が名を連ねています:

1. 山形大学
低温凍結粉砕含水ゲル粉末を基にした冷凍食品や3Dフードプリンターの技術を展示します。

2. 株式会社F-EAT
XR技術を駆使したバーチャルレストランとフードプリンターによる新しい食品体験を提供します。

3. OOYOO
二酸化炭素を分離するための最先端のガス分離膜とモジュールを開発しています。

4. 株式会社北三陸ファクトリー
高品質なウニを育てる技術「UNIverse systems」を紹介し、海洋環境の保護にも寄与します。

5. NINZIA
独自の液体蒟蒻を使用した食感創出技術で、新しい食品開発に挑戦しています。

6. 早川しょうゆみそ
伝統的な食品をベースにした植物性チーズを開発し、独自の酵素活性保持技術で注目を集めています。

7. ファーメンステーション
未利用資源を発酵させ、新たな風味や機能性を持つ原料を開発しています。

8. クオンクロップ
食品エコ指標を可視化することで、持続可能な食品生産の価値を創出しています。

9. Morus Inc.
日本産カイコを用いた次世代機能性食品を開発しています。

10. Fabula
食品廃棄物から新素材を生み出し、ゴミから感動を創出するプロジェクトです。

11. トイメディカル
海藻由来の食物繊維を独自に加工し、食事での塩分吸収量を抑えつつ風味を保つ技術を紹介します。

これらの企業は、それぞれの独自性を発揮し、変革をもたらす食品技術を通じて、未来の食を新たに切り開こうとしています。

Food 4 Future 2025について

「Food 4 Future」は、フードテック業界における最新の技術やトレンドが一堂に会する国際展示会です。今年も多くの企業や団体が参加し、食品業界におけるイノベーションの中核を成すイベントとして期待されています。昨年の2024年には287社が出展し、34カ国から9,037人の来場者が集まりました。

これからの5月13日から15日までの3日間、ビルバオでの開催を予定しており、日本からも多くの企業が参加します。公式サイトで最新情報を確認することができ、興味のある方はぜひ訪れてみてください。

最後に

CIC Instituteは、このプロジェクトを通じて日本のフードテック企業のアイデンティティや競争力を向上させ、国際市場での認知度を高める役割を果たしていきたいと考えています。この取り組みがフードテック分野の発展に貢献することを心から願っています。


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