空港内の次世代リテールメディア「AccuNotify™」
空港は、旅行者にとって非常に重要な場所でありながら、その広告市場には未開拓の可能性が存在します。その証として、ヴィタネット・ジャパン株式会社が導入した「AccuNotify™」は、那覇空港における旅客の動線を利用して、スマートフォンへリアルタイムで情報を配信するサービスです。この新たな広告手法は、旅客に特定の店舗や商品情報を即座に伝えることで、購買意欲を刺激し、空港内でのエンゲージメントを高めることを目指しています。
市場の潜在力
近年、世界の空港では旅客の平均滞在時間が約160〜180分と長くなり、購買意欲も向上しています。しかし、実際に店舗情報を能動的に調べる旅行者は31%にとどまっており、残りの約7割はスマートフォンの利用に夢中で、そのまま店舗をスルーしてしまうのが現状です。この背景から、空港の「広告在庫」は、まだまだ不足しています。実際、リテールメディア市場は約1,400億ドル(約21兆円)の価値を持っており、その一部を取りこぼすことはできません。
空港リテールに与えるインパクト
例えば、ロサンゼルス国際空港では、非航空系収入が年間約5.24億ドルに達しています。この空港での購買エンゲージメントが1%改善するだけで、売上に約7.9億円(1ドル150円換算)の影響を与えることが分かっています。日本国内に目を向けても、羽田空港や成田空港、関西空港などでは、同様に大きな非航空系収益基盤を持っています。関連する情報配信によって、空港運営者や免税店、ブランドの新たな収益機会を創出することが期待されます。
実証結果とその意義
最近実施された実証事業では、「AccuNotify™」の成果として、クリック率(CTR)が14.9%に達し、利用者満足度は4.77(5点満点中)という結果を記録しました。またシステムの稼働率は100%を保持しており、那覇空港内での配信精度も最短約60cmと高精度を実現しました。これにより、旅客が特定の店舗や商品の前に立った瞬間に、最適な情報を自動的にプッシュ通知できる仕組みが整いました。この仕組みは、従来のデジタル広告や店頭販促と一線を画す、まさに「購買意思決定の瞬間」を捉えるものであり、広告メディアの新たな道を開くものとなります。
今後の展望
ヴィタネット・ジャパン株式会社は、これからの展開に向け、得られた結果を基に、航空会社や小売業者がこのテクノロジーを活用できる共通基盤を整えていく方針です。具体的には、各社の公式アプリで活用できるソフトウェア開発キット(SDK)の提供や、外部システムとの連携を進めていく予定です。これにより、国内外のさまざまな交通結節点へとこのモデルを広めていくことを目指しています。また、鉄道や他の交通機関での展開結果についても、改めて発表する予定です。
会社概要
ヴィタネット・ジャパン株式会社は、東京都港区に本社を置くテクノロジー企業で、スマートフォンを活用した本人認証技術や、リアル空間での情報配信を得意としています。「AccuNotify™」や「AccuAuth™」を通じて、事業者のデジタルトランスフォーメーションを支援する取り組みを行っています。
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