ユビ電、シリーズCラウンドでの資金調達成功
ユビ電株式会社は、2023年にシリーズCラウンドの資金調達を終了し、総額10億円を調達したことを発表しました。この資金を活用して、同社は特に集合住宅向けのEV充電インフラの整備を加速させる予定です。
1. 資金調達の背景
ユビ電が資金調達を行った背景には、政府のカーボンニュートラル実現に向けた努力があります。2035年までに新車販売を電動車100%にする目標が掲げられている中、集合住宅における充電インフラの整備が喫緊の課題として浮上しています。特に東京都では、2025年度から新築マンションに充電設備の設置を義務化する方針を示しており、この動きに合わせてユビ電は今後の展開を進めていくことになります。
2. 調達資金の具体的な用途
調達した資金は、以下の目的に利用されます:
- - EV充電サービス「WeCharge」の普及促進
- - AI充電制御や時間別料金設定などの新システムの開発
- - マンション管理会社、電気工事業者、エネルギー事業者との提携拡大
3. ユビ電の提供サービス「WeCharge」
ユビ電が手掛ける「WeCharge」は、特に分譲・賃貸マンション向けに設計されたEV充電サービスです。マンション管理組合や管理会社との協力により、補助金申請や工事設計、遠隔管理まで一貫したサポートを提供します。これにより、都市部の集合住宅におけるEVインフラの課題を解決し、「自宅での快適なEVライフ」を実現します。実際に、「WeCharge」を導入したマンションでは、EV・PHEVの保有率が全国平均を大幅に上回るという現象も見られます。
4. ユビ電のビジョン
ユビ電のビジョンは「電気の未来を描くんだ」というもので、単なる移動手段としてのEVに留まらず、社会と調和したエネルギーインフラの一部としての役割を目指しています。駐車中のEVが適時に充電されることで、再生可能エネルギーの活用効率を高め、エネルギーの地産地消にも貢献します。このように、ユビ電は「脱炭素社会」の実現に向けたインフラ整備を着実に進めています。
5. 投資家からの期待
のコメントもありました。スパークス・アセット・マネジメント株式会社からは、ユビ電の取組みが充電インフラの整備によって電動車の普及を加速するという期待が寄せられています。他の投資家も、ユビ電の事業展開に対して高い期待を寄せており、コミットメントを強化しています。
6. 今後の展望
ユビ電は、この新たな資金を元に、さらなる集合住宅への充電インフラの設置を進めることにより、日本全体のEV普及と脱炭素社会の実現に寄与することを目指しています。日常生活におけるEV充電の利便性向上を通じて、より豊かなライフスタイルを提供することを使命とし、今後もその取り組みを加速させていきます。
7. 会社概要
ユビ電は2019年に設立され、東京都港区に本社を構えています。EV充電サービス「WeCharge」の管理や運営を行い、多数の投資家からも支持されています。詳しい情報やサービスに関しては、
こちらの公式コーポレートサイトや
WeChargeサービスサイトをご覧ください。