関西大学が山脇学園と協定締結、データサイエンス教育の強化へ

関西大学と山脇学園中・高校が高大連携協定を締結

関西大学のビジネスデータサイエンス学部が、4月の設立に先駆けて、山脇学園中学校・高等学校（東京都）との高大連携協定を結びました。この取り組みは、データサイエンス教育の普及やデジタルトランスフォーメーション（DX）人材の育成を目指しています。

高大連携協定の意義

関西大学にとってこれは新しい試みでもあり、山脇学園との連携はその第一歩となります。大学の教職員が高校を訪れ、生徒に対して講義や説明会を実施し、また大学生との交流を推進することで、より良い育成環境を作り上げることが期待されています。

山脇学園の教育方針

山脇学園は、1893年から続く伝統ある教育機関で、「自走力」をテーマに掲げ、社会課題に対する解決策を探る方法を教育に取り入れています。特にデータサイエンス教育は、21世紀の必須スキルとして注目され、この協定によって中等教育におけるDX人材の育成に力を入れていくことが決まりました。

主な連携事項

新たな協定には以下のような協力が盛り込まれています：
1. 大学教職員による生徒への講義や説明会の実施
2. 大学の学生と高校生の交流の促進
3. 大学教職員と高校教職員の情報交換
4. DX人材育成を目的とした協力体制の構築
5. その他、双方の合意に基づく事項

このような取り組みを通じて、関西大学と山脇学園は共に成長を続けていく姿勢を示しています。

教育界の反響

関西大学商学部のビジネスデータサイエンス学部長就任予定者である鷲尾隆教授は、「生徒がデータを通じて社会を洞察し、課題解決ができる人材として羽ばたいてほしい」とコメントしました。また、山脇学園の西川史子校長も「貴学部の誕生を祝うとともに、社会課題に取り組む女性の育成に期待を寄せています」とのメッセージを寄せています。