新製品「18kVA SiC三相インバータ」のご紹介
ヘッドスプリング株式会社が新たに発表した「18kVA SiC三相インバータ」は、パワーエレクトロニクス分野の現状を革新する先端技術を搭載した製品です。この取り組みは、次世代半導体の利用が進む今、特に重要です。
背景
近年、半導体技術は急速に進化し、SiC(シリコンカーバイド)やGaN(窒化ガリウム)といった新たな素材が求められるようになりました。これに伴い、パワーエレクトロニクス機器の開発に携わる企業はより高い設計技術と効率的な開発手法を必要としています。ヘッドスプリングはこのニーズに応えるべく、ラピッド・プロトタイピング・ツール「biRAPIDシリーズ」を駆使した製品開発を行っています。
この新製品は、特に開発期間の短縮とコスト削減を実現するために設計されており、これまでに400件以上の先端プロジェクトを成功に導いてきました。
新製品の特長
新たにラインナップに加わった「18kVA SiC三相インバータ」は、さまざまな用途での利用が可能な高性能インバータです。以下にその特徴を詳述します。
1.
高親和性
biRAPIDシリーズの他製品(コントローラ、センサ)との連携が可能で、自由度の高い制御方法の開発が実現します。この柔軟性により、多岐にわたる分野での活用が期待されます。
2.
小型・軽量化
最新のSiCパワーデバイスを採用することで、インバータ自体の小型化と軽量化が実現され、卓上で使用できるサイズ感が魅力です。この特長は実験環境での対策としても非常に重要です。
3.
高電圧・高効率・高スイッチング周波数
最大DC800Vと高電圧に対応し、さらに高スイッチング頻度を実現します。これにより、次世代のパワーエレクトロニクス開発に最適な環境を提供します。
4.
安全性を高める保護機能
本機には、異常を感知した際に即時に動作を停止させる電流保護や過電圧保護機能を搭載しており、発生しうるトラブルに対しても安心して使用できます。
5.
センサ機能の搭載
入力電圧センサと出力電流センサが標準装備されており、追加のセンサ回路を必要とせずにスムーズに動作を可能にします。
活用事例
このインバータの利用例としては、誘導モータや永久磁石同期モータのドライバとしての用途や、太陽電池・蓄電池との系統連系が挙げられます。また、DCDCコンバータとしても有効活用ができ、電力変換に関する研究・開発を進める上で非常に貴重なツールです。
展示会出展のお知らせ
ヘッドスプリングは、2050年カーボンニュートラルを見据えた「BATTERY JAPAN 二次電池展」に出展します。この展示会では、バッテリー関連のソリューションや製品を広く紹介する機会です。
お越しいただいた方には、先着で「パワエレ入門教材(導入編)」をプレゼントするキャンペーンも実施中です。是非、この機会にご来場ください。
さらに詳しく
新製品に関する詳細や、ご不明点については、ヘッドスプリング株式会社の広報部までお問い合せください。
先端技術を手にすることで、電力の未来を変える一歩を踏み出しましょう。