株式会社エイジレスが目指す新たなキャリア支援
東京都品川区に本社を構える株式会社エイジレスは、ミドルシニア層に特化した人材紹介サービスを提供し、特にIT分野における雇用機会を創出しています。今回は、同社に対するSkyland VenturesからのシリーズAラウンドにおける出資についてご紹介します。
エイジレスの設立背景
エイジレスは、年齢に関わらず誰もが豊かに人生を送れる社会を目指し、2021年10月に設立されました。代表取締役の小出孝雄氏は、若くして取締役に就任した経験を生かし、「年齢によるしがらみをなくしたい」という願望を持っていました。少子高齢化が進む中、特に50代や60代以上のシニア向けのIT転職サービスが不足していることに着目し、エイジレスを立ち上げたのです。
エイジレスの成長曲線
設立以来、エイジレスは毎年200%以上の成長を遂げ、事業成長に伴い顧客への価値提供を深化させてきました。今期も最終黒字を見込む中で、有力な資金調達を通じてさらなる成長を図っています。新たな資金は、主に急成長を続けるSIerおよびITコンサルティング市場において、需給が拡大しているミドルシニア人材の特化型プロジェクトに投資する方針です。
営業力強化への取り組み
エイジレスは、多様な分野で活躍する優秀な人材を確保するため、中途・新卒を問わず採用活動に力を入れています。特にCOO、CFO、CHRO、CTOなどの経営幹部ポジションが重点的に募集されており、さらなる組織強化を目指しています。採用に関心のある方は、公式ウェブサイトより詳細を確認可能です。
シリーズAラウンドの概要
今回のシリーズAラウンドでは、総額5.6億円の資金を調達しました。これにより、エイジレスがこれまでに獲得した累計調達額は6.7億円に達しました。投資家には、DBJキャピタル、Skyland Ventures、きらぼしキャピタルなどが名を連ねています。小出氏はSkyland Venturesからの継続的なサポートに感謝し、成長を加速させる基盤を築いていく意欲を示しています。
Skyland Venturesの役割
シリーズAラウンドの出資者であるSkyland Venturesは、シードステージのスタートアップに特化したベンチャーキャピタルです。同社の CEO、木下慶彦氏は、エイジレスの成長に期待を寄せており、特にシニア層のフリーランスエンジニアにフォーカスした事業展開が重要であると強調しています。エイジレスがシニア市場においてリーダー的存在となることを期待しています。
未来への展望
株式会社エイジレスは「エイジレスな社会の実現」に向けて、事業を拡大し、さらなる社会価値の創出を目指しています。「年齢によるしがらみをなくす」というミッションに共感する多くの人材が集まり、より良い未来を築くための土台が整いつつあります。今後のエイジレスから目が離せません。
参考リンク