金沢のエクステリアガーデンがオープン
2023年7月8日、石川県金沢市にYKK AP株式会社が新たに「エクステリアガーデン」を開設しました。この施設は、プロフェッショナルユーザーに向けた屋外提案施設であり、外構と庭空間のトータルコーディネート提案を行うことを目的としています。大きな商品を実物大で確認できるこの空間では、さまざまなシーン展示を通じて、エクステリア商品と植栽の美しい融合を体感することができます。
エクステリアガーデンの目的とデザイン
北陸エリアは寒冷地に位置するため、従来は耐雪性能の高い折板カーポートなどが主流でした。しかし、今回のエクステリアガーデンでは、単体の提案に留まらず、外構と庭空間の有効活用を追求しています。そして、この新施設では、プロユーザーが現場で使用できるアイデアを提供することを目指しています。
エクステリアガーデンのデザインは、有限会社田主丸緑地建設のグリーンコーディネーターである小西範揚氏の監修のもとで進められました。YKK APエクステリア本部のクリエイティブデザインLABが手掛けたデザインフレームや金物に緑を豊かに盛り込んで、現代的な住宅にマッチするシーン展示が実現。和モダンなテイストを加え、金沢の落ち着いた雰囲気に調和しています。さらに、夜間には低電圧照明「VIEW UP」を使った美しいライトアップも楽しめるようになっています。
シーン展示で提案する空間利用
エクステリアガーデンでは、主に外構や庭空間のシーンが展示されています。広々としたウッドデッキゾーンでは、空間のスケール感を体感することができ、また敷地をデザインフレームや高木で囲むことで、開放感や木漏れ日を楽しむことができる提案がされています。カーポートゾーンでは、車庫だけでなくカーポートの屋根の下にデッキを併設し、リビングとして利用できる新しいアイデアが提示されています。
緑のキャンバスエリア
施設内にある「緑のキャンバスエリア」では、植栽とエクステリア商品の金属的なラインが美しく対比し、洗練された印象を与えます。水平ラインを強調し、色味を抑えた設計により、全体が和モダンテイストの金沢スタイルへとまとめられています。さらに、イベント等にも利用できるようにゆとりある空間が確保されています。
施設概要と来場に関する情報
このエクステリアガーデンは、主にビルダー、工務店、リフォーム店、エクステリア販工店などのプロユーザーを対象とし、直接来場するためにはYKK APの担当営業を通じた完全予約制が敷かれています。開設面積は539㎡で、年間の来場目標は500組です。
この新しいエクステリアガーデンは、北陸エリアにおける外構・庭空間の付加価値提案を推進し、プロユーザーのための貴重なリソースとなることが期待されています。新たなアイデアを探しに、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。