石田多朗の新ピアノアルバム『センス・オブ・ワンダー』が2025年10月リリース予定

石田多朗の新しい音楽の旅『センス・オブ・ワンダー』

作曲家の石田多朗が、待望のピアノソロと歌のアルバム『センス・オブ・ワンダー』を、2025年10月にリリースします。音楽に対する彼の独自のアプローチが詰まったこの作品は、著書『センス・オブ・ワンダー』からインスピレーションを受け、感情の深層を楽曲で表現する試みです。感情が形成される前の「感覚」を掘り下げることで、音楽の可能性が広がります。

アルバムの魅力

本作は新作のオリジナル曲を含み、石田の過去のサウンドトラックやNHKの「とちぎ630」で使用された楽曲も収録される予定です。特に注目すべきは、同じメロディーが喜びにも悲しみにも変わるという感情の「分岐」を探る点です。このアルバムを通して、リスナーは自然や未知のものに触れた際の驚きや感動を感じることができるでしょう。音楽が生まれる瞬間をリスナーと共有することで、音楽自体が「体験」となり、感情の深層に迫る新しい視点を提供します。

YouTubeでの制作過程の公開

また、石田は公式YouTubeチャンネルでレコーディングや制作風景を公開しています。このシリーズは、音楽の創作過程そのものを作品の重要な一部として位置づけ、リスナーと共にその旅を歩むことを目指しています。制作過程を映像で追体験できることで、音楽に対する理解と感動がさらに深まるでしょう。

石田多朗の音楽的背景

石田多朗はボストンで生まれ、サンフランシスコで育つ中で音楽に目覚めました。東京藝術大学で学んだ後、雅楽作曲に挑戦し、2014年には坂本龍一氏に評価されたオリジナル楽曲「骨歌」を作曲します。しかし、精神的な苦しみを経て音楽から離れかけた時期もありました。その後、音楽哲学について見つめ直した経験が、彼の音楽を再生させるきっかけとなりました。