Spotifyが発表した2025年上半期の音楽ランキング
Spotifyが2025年の上半期におけるリスニングデータを元に、日本における音楽シーンを振り返るランキングを発表しました。今年の結果は多くの驚きをもたらしました。
Mrs. GREEN APPLEの圧倒的な存在感
まず、楽曲部門で特筆すべきはMrs. GREEN APPLEの存在です。彼らは今年の『ライラック』を始め、トップ10の中に6曲を送り込む圧倒的な強さを誇りました。この楽曲は2024年の4月にリリースされ、すでに1億8,000万回以上再生されている人気曲です。特に印象的なのは、Spotify Japanのデイリーチャートやウィークリーチャートにおいて、彼らの楽曲が上位に君臨し続けている姿です。
さらに、Jiminの「Who」が2位に輝き、昨年リリースされたこの楽曲も高い再生数を記録しています。これは2021年以降、海外アーティストが国内で最も再生された楽曲ランキングに入り込んだのは久しぶりのことです。
新星サカナクションと共に
そして、7位には人気バンドサカナクションの「怪獣」がランクイン。この曲は約3年ぶりの新曲で、2025年2月20日にリリースされ、初日でデイリーチャート1位に輝くという快挙を果たしました。彼らの復帰は多くのファンにとって待望のものであり、この楽曲はその期待を裏切らないものとなっています。
アーティスト部門の支配者
アーティスト部門でもMrs. GREEN APPLEが堂々の1位に輝きました。彼らは1354日連続でSpotify Japanデイリーアーティストランキングの1位を保持し続け、その存在感を示しています。他にも、back numberやVaundyが上位にしっかりと名を連ねており、音楽シーンの安定感を感じさせます。特にNumber_iの初登場は目を引きます。彼は音楽対象において急成長を遂げ、今後の動向が楽しみです。
海外での成功を収めたCreepy Nuts
一方で、海外市場でも輝きを放つCreepy Nutsが、圧倒的な支持を受けていました。同アーティストは「オトノケ - Otonoke」で海外で最も再生された国内楽曲として1位を獲得しました。この楽曲はアニメ「ダンダダン」のオープニングテーマとしても注目され、海外の再生比率は7割を超えています。これにより、彼らの国際的な人気が確固たるものになりました。
新たな才能Adoの台頭
また、アーティスト部門ではAdoが初の首位を獲得しました。彼女は日本人アーティストの中でも大規模なワールドツアーを行い、海外でのファンも多く持つアーティストとして注目されています。その海外での再生比率は80%に達しており、日本からも目が離せない存在になっています。
音楽体験の幅を広げるSpotify
最後に、Spotifyでは毎年「Spotifyまとめ」という企画を実施します。これはリスナーが年間の聴取履歴から音楽の振り返りができるもので、特に年末には楽しみなイベントとなっています。今回発表された2025年上半期のランキングも、そんな一年の音楽体験の一部分に過ぎません。リスナーの皆さんも、自分だけの音楽体験を楽しんでみてはいかがでしょうか。多様な音楽が楽しめるSpotifyで、この夏の音楽を満喫しましょう。