デンマークの名作家具と東京の歴史が交差する特別なひととき
3月中旬、春の暖かい日差しの中、デンマークの名門家具ブランド「J.L. Møllers(J.L.モラー)」の社長、ミッケル・スンドフト氏が東京に来訪しました。彼は北欧デザインの歴史を受け継ぐ存在で、今回は東京デザインセンターにある弊社IL DESIGN(イル デザイン)を訪れ、和やかな商談を行いました。
ミッケル氏と初めてお会いしたのは昨年コペンハーゲンで行われた「3日間のデザイン」イベントでした。ここで、同社の創業80周年を祝う特別展示を拝見し、彼らの歴史とデザイン哲学について多くのことを学びました。1995年に槇文彦氏によって設計された礼拝堂を持つ「東京キリストの教会」において、J.L.モラーの代表作Model 404が約300脚、整然と並ぶ光景は圧巻でした。
この教会での経験は、私たちにとって特別な機会となりました。ミッケル氏はこの教会の美しさと、デザインの背後にあるストーリーに非常に感銘を受け、充実した時間を過ごされていました。私たちはその後、教会の椅子の補修などについても話し合い、さらなる展開に期待を寄せています。
建築とデザインの融合
東京キリストの教会は、槇文彦氏が設計した北欧テイスト溢れる建物で、特にその礼拝堂にはJ.L.モラーのModel 404が使用されています。これらの椅子は、1981年にデザインされたもので、長年の使用にも耐えうる堅牢な作りが特長です。
私たちは、礼拝堂での撮影を通じて、これらの椅子がどれほど美しく、そして機能的であるかを再確認しました。実際、30年間使用されているにもかかわらず、椅子のフレームにはほとんど磨耗が見られず、その信頼性は疑う余地もありませんでした。これは、J.L.モラーが誇る卓越した技術の賜物です。
特別な県内訪問
後日、私たちはJ.L.モラーの三代目、キーステン・アン・モラーさんを訪れることができました。彼女からは、父親である二代目、ヨルゲン氏が「3日間のデザイン」に参加することが話題となり、私たちも会場で直接話をすることができました。これによって、さらに深い理解と信頼関係が生まれました。
新たなプロモーションと未来への展望
また、今回のミッケル氏の来訪は、J.L.モラーの最新の価格表が発表されるタイミングとも重なりました。私たちIL DESIGNは、その価格表に基づきJ.L.モラーの製品をより利用しやすい形で提供していく予定です。特に昨年からの改善点や新たなモデルに関して、多くの方に知識を提供できるよう努めます。
結論
今後とも、私たちはJ.L.モラーの美しさと品質を日本中に広めるために、様々なイベントを通じて多くの方々にお届けしてまいります。東京デザインセンターのIL DESIGNでは、J.L.モラーの代表的なモデルの展示も行っておりますので、興味のある方はぜひ直接お試しください。名作家具と歴史ある建物が生み出す、独特の風景を体感する機会になることでしょう。