ラッパー兄さんGioGio最新EP『CLASSIC』リリース！Boom Bapの魅力を再確認

ラッパー兄さんGioGio最新EP『CLASSIC』リリース！

2025年12月10日、GioGioとNUMA BEATZがコラボレーションした2nd EP『CLASSIC』がついにリリースされました。これまで数々のヒットを生み出してきた二人ですが、今回は80年代から2000年代にかけてのBoom Bapスタイルを中心に構築された作品です。この新作は、ただの音楽以上のもの—それはリスナーにヒップホップの真髄を伝えるクラシックな体験ともいえます。

EP概要

EP【CLASSIC】には、全5曲が収録されています。それぞれは、古典的なスタイルを基に現代の影響を受けた見事な楽曲。各曲の魅力を深堀りし、彼らが伝えたかったメッセージにも迫ってみましょう。

1. Are you man enough?

オープニングとなるこのトラックは、アグレッシブでノリノリなサウンドが特徴です。NUMA BEATZの90年代から2000年代にインスパイアされたビートが奮い立たせ、GioGioの力強いラップが際立ちます。聴く者を惹きつけ、彼の才能を存分に味わえる第一曲です。

2. Never change

この曲は、音楽シーンの変遷を見つめながらも、自身の信念は変わらないという力強いメッセージを込めています。NUMA BEATZの叙情的なビートと、GioGioのオールドスクールなリリックが融合し、音楽としての文学的価値も高めています。まさに「クラシック」という言葉がふさわしい一曲です。

3. Sparkling Eyes

GioGioが主催するサイファーの仲間たちに感謝を表したこのトラックは、ゴスペル調のフックが印象的です。NUMA BEATZの壮大なビートがヒップホップの持つ偉大さを表現し、苦悩からの解放を聴き手に提供します。ポジティブなエネルギーがあふれる楽曲です。

4. Checkers

現在のヒップホップシーンに対する問題提起を行うトラックで、ヒップホップ文化についての考察が展開されます。音楽としてのヒップホップと文化としてのヒップホップを並行して「チェック」する視点が提示され、さらにリリックディレクションにはYouTubeで人気の「ShotGunDandy」が関わっています。複雑さを持ちながらも、考えさせられる一曲です。

5. Roll to Role

エンディングを飾るこの楽曲は、遊び心満載の双関語をテーマにしています。「Roll」と「Role」という同音異義語を使い、ストリート文化とヒップホップの役割について深く掘り下げています。NUMA BEATZのビートは、かつてないエナジーを生み出し、EPの締めくくりにふさわしいものとなっています。

SNSでの反響

GioGioのオンラインプレゼンスは驚異的で、TikTokやInstagramにおけるRAPシリーズは400万回以上の再生を記録。「ラッパーものまね」動画はYouTubeで19万回再生を達成し、ラップ講座はTikTokで100万以上のいいねを集めるなど、多彩なファン層に支持されています。ヒップホップの4つの要素をリスペクトしつつ、独自のスタイルで進化を続けるGioGioの姿勢は、多くの人々にインスピレーションを与えています。

NUMA BEATZとGioGioの魅力

NUMA BEATZは、古き良きビートと現代の要素を融合させ、独自のスタイルを確立。彼のビートメイキングは、ヒップホップの伝統を尊重しながらも、新しい価値を生み出す職人としての姿勢が色濃く反映されています。一方のGioGioは、ヒップホップのエントレプレナーとして活動し、多くのファンから愛されています。彼の音楽に対する真摯な姿勢や多角的なアプローチが、ヒップホップの未来に期待を抱かせます。