不老長寿を目指すTIME TRAVELER社が特許庁支援企業に選定

不老長寿への革新を求めて

東京を拠点にするTIME TRAVELER株式会社が、特許庁が運営する「知財アクセラレーションプログラムIPAS2025」の支援企業に選ばれた。これにより、同社は老化を遅らせる新薬の開発とヘルスケア事業における競争力の向上を目指すことになる。

IPAS2025とは

IPASは、2018年度に設立されたスタートアップ向けの支援プログラムで、特許庁が運営している。過去6年間で104社を支援しており、2024年度からは新たに独立行政法人工業所有権情報・研修館（INPIT）がその主導権を握る。このプログラムでは、スタートアップの成長段階に応じて専門家がチームを組み、事業戦略に関連した知財戦略の構築を支援する。

当社も、この支援を受けることで、知財ポートフォリオの強化に向けた取り組みを開始する。このプロセスを通して、老化促進遺伝子を標的とした新薬の研究がさらに進展し、植物由来のエクソソームを利用したヘルスケアサービスの展開が活発になることが期待されている。

TIME TRAVELER株式会社について

同社は東京大学の定量生命科学研究所で得られた研究成果に基づく、バイオスタートアップの一つである。主に抗体や低分子化合物など、多様な医療モダリティを用いて、老化関連の疾患や細胞老化を抑制する新薬の開発を行っている。特にがん細胞の造腫瘍能や、老化を促進する遺伝子に焦点を当てた研究が進行中だ。

また、同社は植物や藻類由来のエクソソームを利用したサプリメント開発にも取り組んでおり、ユニークなヘルスケア事業の拡大を狙っている。このような先進的な取り組みがあるため、TIME TRAVELER社は今後の動向が注目される。

持続可能な健康長寿の実現に向けて

TIME TRAVELER社は、老化に関する新たな知見をもとに、医薬品やサプリメントを通じて持続可能な健康長寿を実現することを目指している。特許庁が支援することによって、同社はさらなる成長の機会を得ることができ、競争優位性を強化し、国内外での市場展開を加速できる見込みだ。

当社の今後の展開には、多くの期待が寄せられている。健康長寿の実現に向けた新たな切り口で、バイオテクノロジーの可能性を広げるTIME TRAVELER株式会社の動向に、ぜひ注目してほしい。