沖縄の未来を拓く業務提携
2025年9月12日、東京都渋谷区に本社を置くセブンリッチグループと沖縄県那覇市の琉球銀行が戦略的業務提携契約を結びました。本提携の目的は、沖縄の中小企業やスタートアップ企業の成長を支援し、地域経済を発展させることです。
背景
セブンリッチグループは、これまで約1,500社の企業や経営者への支援を行ってきました。その主なサービスには、会計、財務、マーケティング、採用支援、バックオフィス支援のBPO事業などがあり、顧客の成長を様々な側面からサポートしています。
一方、琉球銀行は地域経済の好循環を目指し、沖縄の新たな産業創出を目標に支援活動を行ってきました。その中には、「OKINAWA Startup Program」といったスタートアップ育成のためのシステムも含まれています。
今回の業務提携では、両社のリソースと専門知識を組み合わせ、沖縄の企業特有の課題を解決する体制が整いました。特に、スタートアップ支援にむけて、セブンリッチグループの経営支援機能と琉球銀行の金融サービスを組み合わせることで、より強力な支援が可能になります。
戦略的業務提携の具体的な取り組み
1. スタートアップ向け融資とベンチャーデットの連携
セブンリッチグループの「目利き力」により、沖縄の有望なスタートアップ企業を見極め、その成長を支援する金融仕組み整備に取り組みます。琉球銀行が提供する「BORベンチャーファンド」と連携し、有望企業へのリスクマネー供給を円滑にすることで、イノベーションを加速させます。
2. BPOサービスの導入
琉球銀行の広範な顧客ネットワークを利用し、スタートアップや中小企業が抱える人手不足や業務生産性の向上に向け、セブンリッチグループのBPOサービスを提供します。これにより、企業は本業に集中できる環境が整い、競争力を強化できます。
3. DX支援プログラムの展開
生成AIを活用した業務効率化の支援も重要な取り組みの一つです。従業員のAIリテラシー向上を目指した研修や、特定企業に応じたAIプロダクトの開発支援を行い、企業の生産性向上と新たな価値創造を図ります。
各社の展望
琉球銀行の頭取、島袋健氏は、今回の提携を通じて地域企業の新たな挑戦や成長を後押しできることを期待しています。それに対し、セブンリッチグループの服部峻介代表も、沖縄の潜在力を引き出すための協力を惜しまない意向を示しています。
この提携が、地域経済の活性化と雇用創出に寄与することは間違いありません。今後の取り組みがどのように進展していくのか、多くの人々が期待しています。この新体制により沖縄の未来がさらに明るくなることを願っています。