NMNの高容量摂取が老齢マウスの健康に与える影響研究の新発見

NMNの健康維持に対する新たな研究成果

株式会社阿部養庵堂薬品は、徳島大学大学院社会産業理工学研究部と共同で、ニコチンアミド・モノヌクレオチド（NMN）の高容量摂取が健康維持に与える影響について研究を行いました。この研究は、自社の技術と徳島大学の専門的な知見を融合したものです。

研究の背景と目的

本研究の主な目的は、老齢マウスにNMNを長期間投与し、その毒性および寿命延伸効果を検証することです。老化は多くの生理的変化をもたらし、健康状態に直結するため、老化防止や健康維持は重要なテーマです。これに対して、NMNは抗老化物質として期待されています。

研究の方法

研究は2022年9月29日から2024年4月10日までの期間で行われました。実験には67週齢の高週齢マウス（C57BL/6NJcl雄）を使用し、以下の4つの投与群を設定しました。
1. Control群（水道水のみ）
2. NMN 100mg/kg/日投与群
3. NMN 300mg/kg/日投与群

各群のマウスの体重を均一にし、自由飲水の方法で摂取量を調整しました。実験項目には血液の生化学検査や体重、生存率の推移が含まれており、老齢マウスの健康状態を多角的に評価しました。

研究結果

研究の結果、NMNを300mg/kg摂取した群では、他の群よりも高い生存率が観察されました。特に、1年間に及ぶ長期投与にもかかわらず毒性は確認されず、各群の体重に変化がない状態で生存率の向上が見られることが確認されたのです。このことは、NMNの高容量摂取が健康維持に寄与する可能性を示唆しています。

過去の研究でも高齢マウスに550mg/kgのNMNを投与した場合の生存率の変化が報告されており、本研究はNMNの摂取量について新たな制約を示すものでした。

今後の展望

今後、阿部養庵堂薬品はさらに研究を進め、NMNの適切な摂取量についての見解を深めていく予定です。この研究成果は、エイジングケア分野への応用が期待されるものであり、より健康的な生活をサポートする商品開発につながると考えられています。

企業の使命

阿部養庵堂薬品は、1731年の創業以来、「年齢にとらわれず、いつまでも美しく」をテーマに、健康や美容に関連する製品を提供してきました。NMNを用いた製品は、すでに多くの方に支持されており、今後も研究を通じて、さらなる健康維持の知見を皆様にお届けできるよう努めます。科学的根拠に基づく製品開発を進めることで、より良い生涯健康の実現を目指していく所存です。