東京電機大学が新たに導入した「とんがりAO入試」とは?
東京電機大学(学長 射場本忠彦)は、今年度から工学部に新しい入試方式「総合型選抜(とんがりAO)」を導入しました。この入試は、特定の分野において情熱や独自の視点を持つ受験生を対象とし、大学が求める「とがった個性や経験」を明示する「とんがり要件」という新たな出願資格を設定しています。
 「とんがり要件」とは
「とんがり要件」は、受験生が工学部に入学するために必要な特性を、5つの分類と20項目に分けて具体的に示したものです。この要件を通じて、大学は「本当に出会いたい受験生像」を明確にし、受験生は自身の個性や特技をアピールする機会を得ることができます。
 合格者の発表と選考の過程
本日、東京電機大学ではこの新たな入試方式で初の合格者を発表しました。第一次選考では26名の受験生が書類選考を通過し、第二次選考として行われたプレゼンテーション・面接に挑みました。その結果として、15名が見事合格を果たしたのです。
面接官からは、彼らの情熱や独自の考察力に感銘を受けたという声が多く寄せられています。ある教員は「寝食を忘れてものづくりに取り組む学生の姿に、目を輝かせながら話す姿が印象的でした」と語っています。このような感想は、従来の入試では味わえなかった新しい体験を示しています。
 受験生からの反響と今後の展開
一方で、全ての受験生がスムーズに「とんがり要件」を理解できたわけではなく、一部の受験生はその内容に苦慮したとの意見もありました。これは今後の課題として、大学側には、要件の内容をより明確にし、受験生が自分を表現しやすいようなサポートをしてほしいという期待が寄せられています。
今後、東京電機大学では、今年度の選考で得られた反省点をもとに、「とんがり要件」の調整を行い、次年度の入試に向けてさらなる改善を図る計画です。大学は引き続き「とがった人材」との出会いを求め、教育の場を豊かにすることを目指しています。
 終わりに
このように東京電機大学の「とんがりAO入試」は、一般的な選考基準を超えた信頼感や創造性を持つ受験生に新たな道を提供するものです。今後の展開に期待しながら、受験を考えている学生たちは、自身の持ち味を存分に発揮してほしいです。大学という場でその個性がどのように花開くのか、非常に楽しみです。
 
 
 
