国立公文書館で特別展示が開催
秋の訪れと共に、国立公文書館では、貴重な国指定の重要文化財が特別に原本として公開されます。この展示は、明治時代の歴史を肌で感じることができる貴重な機会ですので、ぜひ足を運んでみてください。
展示される貴重な資料
今回の展示は二部構成で、展示期間に分かれています。第1弾として展示されるのは、「国会開設之勅諭」と呼ばれる重要な文書です。この勅諭は、1881年10月12日に発せられ、明治14年に国会を開設するための基盤を築くための方針が示されています。また、国会の組織や権限についても、天皇自らがその重要性を認める姿勢が明記されており、当時の日本の政治体制に対する考察が伺えます。
第2弾では、「新橋横浜間鉄道之図」が展示されます。1872年に仮開業された新橋から横浜までの鉄道は、日本の交通革命の一環として重要視されています。この資料は、開業前に作成された路線図であり、現在でも「鉄道の日」として祝われる10月14日には、多くの人々がこの歴史的な開通を振り返ります。
展示の魅力
「国会開設之勅諭」は、明治時代の立憲政治の歩みを理解するためには欠かせない文書です。国会開設に向けた制度改革が生まれる背景を感じられる一方で、天皇が直接関与する政治の形を知ることができる稀有な機会でもあります。また、鉄道に関する資料は、当時の人々の生活や経済の発展を象徴しており、鉄道が日本に与えた影響を考える良い契機となるでしょう。
開催概要
展示は以下の日程で行われます。なお、臨時休館日がありますのでご注意ください。
- - 第1弾: 2023年9月20日(土)~9月30日(金)
※9月21日(日)、23日(火・祝)、28日(日)は休館
- - 第2弾: 2023年10月4日(土)~10月17日(金)
※10月5日(日)は休館
展示場所は、国立公文書館東京本館の1階展示ホールです。訪問には東京メトロ東西線竹橋駅の1b出口から徒歩5分の好立地にあります。
アクセスと開館時間
本館の開館時間は、午前9時15分から午後5時00分まで、毎週金曜日は午後8時まで延長開館しています。貴重な文書を間近で見ることができるこの機会を、ぜひお見逃しなく!
詳細については、
国立公文書館の公式ウェブサイトをご覧ください。
この秋は国立公文書館で歴史と文化に触れ、貴重な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか?